悩みました。

グループホームの位置も環境も申し分ないのは分かっていたので、そこはあまり悩まなかったのですが、とにかく急だったので「本当にこれでいいのかな」と怖くて、落ち着かなかった。

 

母にとっては、慣れ親しんで暮らした長崎との別れになるかもしれない。

母の妹には関東に子どもがいる人もいるので、また会えるかもしれないけど、父方の親族とは最後のお別れになるだろう。

そして私も、実家も墓も手放した今、母を関東に移したら、来る機会はあるだろうけど「帰省」ではなくなる。

 

以前、悲しむ暇がないと書いたことがあるんだけど

 

本当に、気持ちを落ち着けて、消化する暇がなくて。

 

最終的には、今サ高住では一人になる時間が長くて、不安感が募りがちだということで、生活が常に介護の枠組みの中にあるグループホームの方が安心して過ごせるのではないか。

ならば、これを機会に関東に移ってきて、特別なことはなくても、近所で一緒に散歩したり、ちょっとした買い物をしたり、子どもと孫と気軽に会える環境でいい時間を過ごすことが出来るのではないか。
 

「私がダメになったら、あんたたちの間の施設に入れてよ」

母は私も弟もこちらで就職して所帯を持った時に言っていた。それが本音なのか建前なのかは正直今となっては分からないけど、でもまだしっかりしていた頃に母は確かにそう思っていたはず。

それでも結果は分からないけど。

近くにいれば、遠くよりは出来ることがあるから。


お母さん、大変だけど、私頑張るから

引っ越しましょう。

本日正式に契約書を提出し、待ち行列のTOPに並びました。


 

ホームの近くの秋の花。

結構今日は暑いけど、お花はもう秋だなぁ。