ariさんは遊んでばっか

ariさんは遊んでばっか

面倒くさいと思いつつ、好奇心は旺盛。
好きなこといっぱい、楽しいこと大好き。

確か、高校の音楽の授業だったと思う。

教科書に載っていた、特に面白くもない歌をわされていたっていた私たちに

先生が仰ったあの時の言葉がふと蘇った。

 

「ちゃんと口角を上げて歌いましょう。口角を上げて歌うと、機嫌の良い声が出ます。」

 

この年になるまでに、ariも学校に限らずたくさんのことをいろいろな方から教わってきた。

その自覚だけは一応多少は断片として心に残ってはいる。

だが、その時先生がそこでなんと仰っていたか、は勿論のこと

そもそも、どんな内容を習ったのかさえも、

教わってから数時間も経たないうちに、大部分が忘却の彼方。

今でも耳に残っている言葉なんて

「女は肌です!」級の、よほどのインパクトでもない限り(6月4日のブログ既出)

自慢じゃないがariの頭には全く何も残っていない。

 

そんな教え甲斐のないariのアタマの片隅から、

この化石化した高校時代の記憶をほじくり出したのは

オニュが「O-NEW-NOTE」で歌った「No parachute」の動画だった。

 

                            お借りして貼らせて頂きます

              

現時点では、オニュの直近でのソロライブは

この「O-NEW-NOTE」という有観客でのビヨンドライブで

昨年の2023年3月にソウルと日本で行われたものだ。

このライブでは、彼が自国で出した3枚のソロアルバム中の曲を中心に

OSTやBeautyなどを加えた多くの曲が歌われている。

ソウル公演と日本公演とでは一部のセトリが違ったようだが

いずれにしても内容がとても素晴らしい。

 

個人的には特に、

In the whale、Expectation、Beauty、No parachuteと続くセクションが好きだ。

中でもariは、この「No parachute」がたまらなくお気に入りだ。

 

「No parachute」が好きという方はかなりいらっしゃると思うが、

ari的ツボはこうだ。

 

まず第一に、アクターオニュが徹底的に不機嫌なのだ。

 

SHINeeのドリームガールでもマイクスタンドはダンスの演出として使われ

倒したり起こしたり、くるくるされたりしていたが、

それでもあそこまでいじめられてはいなかった。

 

しかしこの曲の中では、蹴倒したり起こしたり、邪険にしたり腕の中に引き寄せたり。

結局ラストには乱暴にバタンとはっ倒されているマイクスタンドの扱いが

イライラや不安な気持ちを象徴しているようで、

いたぶられまくっているスタンドさんはお気の毒だが、一方でなんかドキドキしてしまう。

 

そしてariが冒頭で書いたことに結びつく話になるが、

元気な歌、楽しい歌、優しさのある歌の表現をするときのオニュは

気がつけば必ず口角を上げ気味で歌っていて

 

少なくとも

この曲のように小首を傾げ、斜め下に薄く視線を落とすような

そんな所在なく不機嫌そうな鋭い目つきや、冷たそうな口もとで歌っている姿は

彼の歌としては、たぶんまだariは見たことがない。

 

全く口角が上がっていないと、歌声そのものが確かに暗くなる。

ああ、音楽の先生!ariは先生の教えがよく理解できました!!

 

で、これ以外のツボと言えば

オニュさんのシックでドレッシーな長いコスチュームやそれまでと違う髪型などが

この時期の細身になってしまったオニュさんに、やたらしっくりと似合っていて

さらに

使ったカラコンの効果も相まって、目元が怖いほど妖艶で儚げで

これがもう、ゾクリとして仕方ない。

 

そして、これも欠かせないツボなのだが

この歌はおそらく一音だけを除き、珍しく彼の低音域の地声で歌われている。

パラドンやOSTでの歌声とは全く性格の違う、魅力的な雰囲気があって

彼はこんな声でも歌えるのかというギャップに驚かされる。

彼の開くべき引き出しはまだまだたくさんあるということだろう。

 

 

髪型や髪色、表情や首の角度、カラコンやメイクでも

雰囲気ががらりと変わって見える映像の中のオニュさんだが

この一時期だけは、笑顔と体型がそれまでとは全く別人のようになってしまった。

本人も喉の調子があまり良くないとライブの中で話していたように

コンディションは以前から本来のものではなかったに違いない。

ariも初めてこのライブ映像を見たとき、正直、彼が本当にあのオニュさんなのかと驚いた。

 

このライブから3ヶ月も経たないうちに、

健康問題で活動を一時休止することになってしまったオニュさん。

そうなるまでの間も我慢してずっと頑張っていたんだね。

でも、ariがそれを知ったときにはもう、それは過去のことになっていた。

元気に戻ってきてくれて本当にうれしい。

 

 

いろいろと貴重な「O-NEW-NOTE」。

とりあえずSHINeeのオフィシャルサイトのdiscographyを探してみたが

「Life goes on」はあるのに、なぜか「O-NEW-NOTE」が出てこない。

日本の大手通販サイトも調べてみたのだが、どのサイトとも在庫なし、

入荷予定なしとの表示。

つまり、かつて売ってはいた、ということのようだが。はて?

 

ariみたいに途中から乗車してくるファンは、これからも確実に増え続けると思う。

しかも、これ、去年のライブじゃん。

なので、どうか今からでも是非、「O-NEW-NOTE」映像を追加生産して下さい!

日本公演の分が良いなんて、わがままは(あんまり)言いませんので。

 

そして、何かわけがあってSHINeeのオフィシャルサイトに出さないというのなら

グリフィンさんで販売して頂けないでしょうかしら?

 

 

 

あ、皆さん、

すでに持っていらっしゃるって?アセアセ