息子と 娘プーの大学受験ロード -16ページ目

息子と 娘プーの大学受験ロード

長男は東京の大学に在学。
娘は地方の公立高校生。
子どもたちの受験記録などを
気ままに書いていきます。


長い入院生活。

大勢の看護師さんと向き合うことに

なります。

入れ替わり立ち替わり、

病室に入ってくる看護師さんたち。

検温、血圧測定、挿管部のチェック、

定期的に行う作業は、

どの看護師さんも同じ。

でも、決定的に違うのが、表情です。

表情を消して作業をこなす人、

事務的な笑顔で目が暗い人、

仕事を増やすなと敵意のある目を

向ける人。

本当に、様々です。

その中に、一人、

いつも笑顔を絶やさない看護師さんが

います。

マスクをしているので、

目の表情しか分かりませんが、

その目の優しさは格別。

病室に入っただけで、

空気がガラリと変わるのです。

その柔らかな笑顔は、

患者や家族にとって、有難く、

その笑顔だけで、

1日の気分が晴れやかになるのです。

娘プーは、笑顔の看護師さんが

当番の日は、大喜び。

笑顔さん、と私とプーは

その看護師さんのことを陰で

呼んでいます。

それにしても

その笑顔は、

天性のものか、

訓練によって生まれているのか。

ある時、

笑顔さんが病室に入って

開口一番、

プーさん、
お誕生日、おめでとう!

声をかけられたプーは、

ビックリ、そして大喜び。

この時、笑顔さんの表情は、

訓練して、意図して

生まれているんだと、分かりました。

大きな拠点病院で、

プーのいるフロアだけでも

大勢の患者が入院していて、

その入れ替わりも激しい。

それでも

患者の誕生日をチェックして

さりげなく会話に入れるなんて、

努力しなければできるものでは

ありません。

入院生活は、患者や家族にとって

非日常の出来事ですが、

看護師さんたちにとっては

日常なのです。

患者は入れ替わりますが、

看護師さんの仕事は

変わりません。

毎日の同じことを繰り返す。

それでも、柔らかい笑顔を絶やさず

患者や家族と接する。

笑顔さんの仕事に対する姿勢には

ただ頭が下がります。

笑顔を絶やさず、仕事をするなんて、

なかなかできることではないですよ。

自分も職場の会議では

渋い顔ばっかりしているもんなあー。

などと反省しきり。

仕事と笑顔。

本当に大切なことです。










柔らかな笑顔でもって

患者の懐に飛び込む。