今日は日本の母と近況報告のため電話で話をしました。

そこで、お盆はどんな風に過ごしたのか聞いてビックリしたことが一つ。

毎年、お盆にはご先祖様が無事にまた天国へ戻れるように精霊船というものに色々食べ物や線香などを一緒に入れて海に流す習慣がありました。流した船はご先祖様の魂と共に天国へ流れていくと考えられています。

私もその習慣は日本独特のものだし、お盆の時期はご先祖様に日ごろ守られており、ご先祖様と今を生きる私たちがずっと繋がっていると実感できる文化だと思っています。

しかし、今回は母からこの精霊船を海に流すことが市の条例で禁止になったことを聞かされ正直ショックでした。

一応、精霊船は海に浮かべることは出来るらしいのですが、ある程度の時間浮かせたら各自で持ち帰ることになったのだそうです。

もちろん、この精霊船を海に流してしまうことで海で漁をしなければ行けない漁業関係の方たちにとってはお盆後の海は相当仕事に支障をもたらすものなのでしょう。

今まで精霊船を流せていたこと自体がこうした人たちの善意も含まれているのだと思うと納得をしなければと思いました。

正直、母もこの新しい規則には一時悲しい、寂しい思いをしたようですが、今は納得してくれているので良かったと思っています。

不慮の事故、悲しい病気で亡くなってしまったご先祖様の気持ちがこのお盆の時期に一時でも癒されますように、思って始まったであろう、精霊船。時代の流れと共にやり方は変わっても私たちのご先祖様を思う気持ちだけは変えないようにしていかなければならないと改めて思いました。

そして、こんなにすばらしい文化が日本にはあることを息子、娘が理解出来るようになったら話して聞かせ、機会があれば経験させ、彼らにもご先祖様の存在があるからこそ、今の自分があるのだという事を理解してもらいたいなと思います。