悲しすぎるニュースばかりが続いています。
私たち家族が去年の夏に訪れたトルコのボドルムの海岸にシリアからギリシャのコス島を目指そうとしていた難民のうちの一人、3歳の男の子アイラン君の遺体が横たわっている写真がありました。
警察官と思われる男性がライアン君の体を優しく抱えていました。
でも、両足はだらりと力なく垂れ、三歳の男の子の足にしては細すぎる。
9月に入り、ボドルムの海は朝は寒くて海の水は更に冷たかったことでしょう。
きっと、まだ泳げなかった彼は一人でどうしていいか分からなかっただろうし、何が起こっているのかさえわからなかったと思います。
ただ、怖かっただろうな、お母さんに優しく抱きしめられたり、手をやさしく握っていてもらいたかっただろうな。
写真では彼の思いは分からないけど、どんなに怖かっただろう。
本当に辛い、写真でした。
更に悲しいことに、ライアン君の5歳になるおにいちゃん、そして、ライアン君のお母さんもコス島に到着することなく亡くなったそうです。
このニュース以外にもオーストリアの高速道路で発見された冷凍トラックの中にシリアからの難民と思われる71人の方たちの遺体が見つかりました。そのうち、4人は子供だったそうです。
ハンガリーの首都ブダペストではシリアから多くの難民の方が足止めをされていましたが、オーストリアとドイツは難民受け入れを急遽決定し、臨時バスや臨時電車を使い、昨日6日にミュンヘンの中央駅にも200人ほどの難民の方たちが到着したそうです。
Spiegelというサイトにはミュンヘン中央駅到着直後の写真が掲載されていました。
皆、長時間の移動で疲れ切っており、顔色も悪いんです。だけど、嬉しいことに、ほんの少しだけ笑顔だったりします。
このなかにライアン君、そして、彼の家族もいたかもしれないと思うと無念です。
ライアン君のように彼の意思とは逆に終わらされた命の数は私の想像を超えていると思います。
9月14日にブリュッセルで移民、難民問題の抜本的政策の見直しを目的とした閣僚会議が行われるそうです。
一人でも多くの方が安全で安楽な生活を一日、いや一分でも早く取り戻せるような具体的な対策を打ち出して欲しいと強く願います。