バティスタがソフトバンクを去る事になった。

白木屋のキャラクターのような風貌のユニークな男だったが、

印象的だったのは、千葉マリンでの試合。

サードゴロを打ったバティスタは、一塁へ全力疾走!

アウトになったが、一塁ベースを過ぎても加速は止まらず、むしろグングン速くなった。

外野のゾーンに入っても、まだまだ止まらない!

何と、ライトスタンドまで猛突進。

そして、呆気にとられたロッテファンを観て、ニヤリとすると、

なにやら満足気に引き返したのである。

前代未聞のパフォーマンスだった。


その不思議なメジャーリーガーをソフトバンクは来季の年俸5億円を払いながらも、

解雇に踏み切った。

理由は松田や江川といった若手を起用する為である。

松田も江川も潜在能力は凄いが、あの井口ですら、プロ入り後4年間は低打率に苦しんだ。

今江クラスの素材の江川もあと2、3年かかる。

あと1年、バティスタを置いていても、何の障害にもならなかったと思う。