あまり寒くない関西の中央部でも、現在、非常に寒~~~い。
当然のことながら、恒例の「エアコン暖房+石油ファンヒーター」のダブル暖房が開始された。部屋はチンチン。室温は28℃もある。
しばらく形を潜めていたが、本日久々に「モラハラ」大発動!
戻るなり意味不明なモラハラ全開で、いよいよ「せん妄」が始まったかと思た。
モラ夫は本日癌以外の持病の診察日だったが、年末ということもあり診療所は超満員。結局2時間ぐらいかかった。それで「不機嫌」全開。
でもな、それは私のせいとちゃうで。知らんがな。
さて、本日は表面に溢れる「第2の患者」に関するご高説の一部を見てみよう。
1. 第2の患者とは
『これまでの調査で、がん患者さんを介護するご家族の4人に1人は不安や落ち込みを感じており、その程度は患者ご本人と同じ程度かそれ以上であることがわかっています。しかし、「自分がしっかりしなくては」という思いから、本人や医療者の前で弱音を吐くことが難しいようです。
実はがん患者さんのご家族は「第2の患者」ともいわれ、患者さんと同じか、それ以上に心のケアを必要としています。』
『家族の症状は、待つ・見守るという状況が続くこと、患者さんの責任を負うこと、さらに看病が続くことで家族や社会から孤立してしまうこと……などで悪化する。』
すばらしい認識だと思う。が、今まで「第2の患者」として「心のケア」なんかやってもろたことはないぞ。
孤立については、たいていの第2の患者は「孤軍奮闘」。支援者などいない。
漫画家の「ひるなま」さん。大腸癌でこないだ亡くなったけど、この人の場合は、
旦那のお姉さんが支援してくれたらしい。
役者の今井雅之氏も大腸癌で亡くなったが、この人の場合も今井のお姉さんが支援してくれたらしい。
これは非常に希な事例で、大半は「ワンオペ」と言っていい。
2. 第2の患者の「葛藤」とは
『家族であるからこそ、「自分は何もしてあげられない」と強い無力感を抱くものです。治療については医師にゆだねるしか方法がなく、患者さんに替わって痛みを引き受けることもできない家族は、ことあるごとに無力感と自責の念にさいなまれます。結果が悪いと、誰かのせいにして当たったりしてしまいます。』
これについては、「モラハラ癌患者の家族」としては全く当てはまらない。
何で「自責の念」にさいなまれなアカンの?
「何もしてあげられない」??散々やってますけど。
「誰かのせいにして当たったり」は癌患者本人やしな。第2の患者とちゃうで。
3. 家族ががんばらないと
『がんは家族みんなで向き合う必要のある病気といえます。「つらいのは本人。だから、家族が頑張らないと」と、ご家族で無理に抱え込まず・・・』
『「もっと早くに私が気づいていれば…」と自分を責めたり、「これからどうなってしまうのだろう」といった漠然とした不安を強く感じたりします。』
『がんの治療・療養のゴールは見通しが立ちにくいので、ご家族の方も「いつまで頑張ればよいのだろう」「なぜ、自分がこんな目にあうのだろう」と不安や不満が募り、そんな自分を「がんになった本人が一番辛いのに、自分はだめな人間だ」と責めてしまうこともあります。・・・こうした心身の疲れから、眠れなくなったり、体調を崩されたりするご家族も多くいらっしゃいます。』
『ご家族は「一番辛いのは本人だから」と内面の怒りや衝動などを抑え込み、自分自身へのケアを後回しにしがちです。』
『多くのご家族は、自分の辛さを言ってはいけないと思っています。日本はガンバレの国だからでしょうか、患者を取り巻く家族は、自分自身を大切にすることに後ろめたさを感じやすく、無理してしまうように思います。』
前項に続き、何故に「自責の念」??第2の患者のどこに責任があるというんか。
そんなこと思てる人ほんまにいてんのかな?
少なくとも「モラハラ癌患者の家族」にはいないやろう。
4. 対応策
『自分のことは二の次として無理を続けると、共倒れになる危険性もあることをご理解いただければと思います。看護を続けるためにも、自分自身を大切にする時間を取ることを心がけて欲しいのです。』
『主治医、看護師や薬剤師、医療ソーシャルワーカーなど、話しやすい相手に、あなたが大切にしたいこと、困っていること、必要と思うこと、苦手なことなどについて話してみてください。そうすることで、よりそれぞれの状況に適した情報や制度、仲間との出会いが実現していくでしょう。患者さんもご家族も、がんに支配されないことが大切なのです。』
まあ、よくも簡単に言うてくれるよな。
「自分自身を大切にする時間を取る」やと?どうやって?
主治医や看護師に相談したって「仲間」はでけへんよ。
私はここ(Amebaブログ)でやっとこさ仲間を見つけたけど、
そこに至る過程は茨の道やったぞ。何処探してもないねん。
インターネットやら書籍なんか、「愛する大切な人が癌に。支え尽くそう!」系ばっかり。
「第2の患者」には制約が一杯。
自分を大切にする時間なんか取れるかい!
仕事もセーブやし、仕事の新規開拓もなかなかままならんし、
大掃除かてでけへんし、自分の趣味なんか言語道断にでけへんよ。
癌になって突然殿様になってもた癌患者のために、ひたすら第2の患者として、江戸時代の「中間」(町人の武家屋敷での下働き)のごとく立ち振る舞うしかない。
結局、第2の患者は無視されるのみか・・・。