昨年の夏に女優の島田陽子が亡くなった。
直腸癌だったらしい。
彼女は手術も抗癌剤も拒否し、最初から「緩和ケア」だけ行っていた。
最後は大量出血で多臓器不全。
おそらく癌がはち切れたんやろう。
それまで「入退院を繰り返し」と書いてあったが、入院して何をしてたんかは不明。
手術、抗癌剤もやってないんやから。
この件について癌専門医が意見していた。
少なくとも最初の時点で手術による患部除去、その後の抗癌剤をやるべきだったと。
確かに。私もそう思う。
うちの場合は最初から手術不可だったので、抗癌剤治療一択。
抗癌剤治療は、最初の「効果>副作用」の間は有効。
その後は徐々に効果が落ちてきて、現状維持。
最後は「効果<副作用」となり、何の治療かも分からないようになる。
とりあえず、標準治療の手術・抗癌剤はやるべきやろう。
その後、もうアカンと思うようになったら、抗癌剤諦めて「緩和ケア」を選択するのが一番良い方法ではないか。
この専門医曰わく:
「 私は講演で一がん息災という考え方を紹介しています。たとえがんであっても、うまく検査しながら人生に折り合って生活していると、ひどくなる前に転移や別の病気などが見つかることがあって、結果的に生活の質を落とすことなく最期まで自分らしく生きられるという考え方です。
そうやってがんと折り合いながら、標準治療がなくなって、苦しむことが予想される場合、私は痛みの除去など最低限の治療をお勧めします。末期がんの痛みはつらく、特にすい臓がんの末期に痛みの治療をしないと、寝たきりになることも珍しくありません。でも、痛みの治療をすると、病院のベッドから下りて、歩いて自宅に帰ることができます。」
なるほど。
それでは、「最期まで自分らしく生きられる」のは誰のおかげでしょうか?
「歩いて自宅に帰る」意味は?
すべて、第2の患者がいるからでは?
誰からも無視されつつも、殿さま気分の「癌患者さま」の下僕である第2の患者がね。