続いて第3のワン、コッテ

 

 

 

初めての男犬。

先の第2のワン「チビ」が逃走中、近所のオバちゃん等が家の前に置いてた食いもんを食いに来てたとこを保護。

首輪してたから、おそらくどっかから逃げ出したと思われる。

紀州犬の入ったMIX。推定6ヶ月

 

さすが紀州犬が入ってるだけあって、最初は凄まじい活動ぶり。

「活動」ちゅうか、もう動きまくり。

さらに要求吠えでうるさい、うるさい。

散歩に行っても飛びかかってくるし、咬んでくるし(甘噛み)、制御でけへんが。

 

それで、訓練所探して電話したら、

「うちは警察犬とかの訓練やから、家庭犬やったら家でやったらどうですか」とか言われてムカついた。

今はちゃんと家庭犬の訓練所もあるんやけど、当時は家庭犬の訓練所近くになかったな。で、あきらめた。

 

ところが、何とか悪戦苦闘するうち、コッテは勝手に非常に賢い犬になった。

モラ夫は「俺が体罰で躾けしたから」と自慢げに語っとったが、

イヤ違うやろ。犬が賢かっただけちゃうか?

その証拠にあんたが体罰したから、コッテは何かあんたに気使とるがな。

 

全盛期の体重は26kg 結構大きい犬になった。

 

凜々しいぞ!コッテ!

 

いつも私のベッドを占拠していた。

 

毛が伸びてコヨーテのような風貌になった。

(コヨーテ参考画像)

 

紀州犬の血が騒ぐんか、とにかく田舎道、山道が大好きで、色んなとこに行ったな。

細い田舎道を抜けて広い場所に出ると、急に走り回り。

こっちはもう振り廻されどおし。

今、関西の某田舎市にいるが、おそらくコッテはこの田舎市を一巡できるぐらいの体力があった。

 

ピョン子、チビ、コッテの3頭は同時期に同居

 

ピョン子と。

 

ピョン子は我の強いイケズ犬やったんで、チビにイケズしたりしてた。

妹の犬のジェイもピョン子によういじめられてた。

最初の頃はコッテもピョン子によう怒られてたな。

チビはコッテが大好きで、2頭は仲良かった。

チビにとってこれは非常に良かったと思う。

 

しかし・・・また思い出してもた。

最初、コッテを保護した時、ポスター貼ったりして元飼い主は一応探したんやが、何の音沙汰もないからうちで引き取ることに決めた「はず」やのに、

翌日モラ夫から電話で「やっぱりな~、チビもおることやし・・・云々」言い出しよった。ようあるねんな、これが。「前言撤回」ちゅうやつ。モラ夫の癖。

だからモラ夫は信用でけへんねん。

でもな、そんなアホの妄言は無視してうちで引き取ることにした。

チビにとっても良い結果になったがな。

 

2016年冬。だいぶ年取った。

 

さらに翌年、後ろ足が弱り、歩行補助具で散歩。

 

最後は足に軟部腫瘍ができて、歩かれへんようになった。

歩行補助器をレンタル。

 

次に登場する第4のワンは、このコッテが大大大好きで、真似ばっかりしてた。

 

 

ほんまに人の気持ちが分かる犬で、最初のドタバタは何やってん?ちゅうぐらい賢い犬になった。何かで聞いたが、洋犬は年取っても「ガキ」要素が残るけど、日本犬は「オトナ」になる、て。

 

コッテは18才で亡くなった。

悔やまれるのは、最後を看取れなかったこと。

ちょうどモラ夫ジジイの葬式があって関東まで遠征してたから。

獣医に預けたんやけど、帰るまでに間に合わんかった。

悲しい。同時にモラ夫を恨んでる。今でも。

 

私にとっては「男友達」あるいは年の離れた「弟」のような存在やった。

また会いたい!!

 

~第4弾に続く~