「新しい治療法で延命期間が延びた」

「副作用は抑えられる」

インターネットではいろんな医者の「ご高説」が蔓延している。

しかし!副作用が抑えられたことなんかないやないか!

味覚障害に口内炎に倦怠感。

こんなもん、抑えられるか!ちゅうの。抗癌剤やってる限りはな。

 

医者は患者が日々どんな生活送ってるか分かってんのかな?

たぶん分かってないやろうし、患者側が訴えるまで頭の中にはないやろう。

せいぜい2週間か3週間に1回、最大でも10分ほど会うだけやからな。

血液検査とCTの結果しか見てない。

「患者のQOL?何それ?」状態。

結果、癌患者の「愁訴」はすべて近くにいる家族にぶちまけられる。

そう言われてもね~。こっちはド素人なんで対処できません。

 

しかも、エンドレス抗癌剤が始まってまだ初期の間は、副作用はあれども、

患者にはまだ「気力」と「体力」が若干残ってる。

しかし、後期になるとその気力も体力も無くなってきて、生きてんのか死んでんのか分からん状態になる。

医者は日々の状態知らんから、検査結果だけで「まだ抗癌剤いける」と思うんやろうな。でも、これて「治療」なんですかね?

 

前にも書いたAsk Doctorsというサイト。

私は会員になってて何度か質問したこともある。

会員にならずとも一度見てみるといい。質問者の質問はすべて閲覧できる。

直近で見たのは、40代で結腸癌、肝転移、腹膜播種の人。

今、ロンサーフやってるらしいけど、腫瘍マーカー(CEA)が8万代!!!

腹水も出始めてるとか。その状態でまだ家から通院してるという凄まじさ!

医者は何で通院させてんのか分からん。入院やろ!しかも即やで、これ。

この質問読んでて、この人のことがほとほと気の毒になった。

他にも、素人の私が見ても「おかしいやろ、その処方」ちゅうのもある。

回答者の医者からも「癌専門の病院か癌拠点病院に代わった方がいい」と言われるパターンも多々。

 

医者よ!「ご高説」垂れる前に、もうちょっと患者のQ・O・Lを気にしてくれ!!

それと、「第2の患者」にも、たとえちょっとでも配慮してほしいもんですな。