癌治療は、ファースト・ライン(1st line)から始め、これに耐性ができ効果がなくなってきたら、次はセカンド・ライン(2nd line)。ここまでは腫瘍を小さくする積極的治療。

医者の話では、ここまでは副作用があっても患者には耐えられる体力が残っているらしい。で、次となると、これまでは2nd line以後の治療がなかったが、最近、腫瘍は小さくならないが現状を維持する新たな薬が開発された。これをサード・ライン(3rd line)またはサルベージ(救援)ライン(salvage line)と言うらしい。

 

うちも今はサルベージ・ライン。腫瘍が小さくはならないが、大きくもならず1年ぐらい続いている。

しかし、現状、1日中家にいて外に出ることもなく、家の中または庭で作業することもなく、ほとんどベッドで横になっている。

ほぼ「引き籠もりニート」状態。完全に癌に支配されてる。

元々陰キャな上、こんな状態では精神的にも悪い方向にいってしまうよな、そら。

抗癌剤で延命と言うよりは、抗癌剤やるためにだけ生きてるような状態。

しかし、医者はそんなことはお構いなし。

医者が見てるのは血液検査の結果とCTの結果だけ。

それが変化なければ「良し!」

 

というわけなので、このサルベージ・ラインはまだまだ続きそう。

サルベージ(救援)て、こっちがサルベージしてほしいけどな。

今日もまた癌に支配された憂鬱な1日が始まる。