ドゥシャンベ滞在初日

テーマ:
昨日、日本を発ち、本日、タジキスタン入り。

この出張、お話しをいただいたときは、まさか実現するなんて思ってもいなかった。

通訳・翻訳業という仕事柄、出張は多いけれど、長くて一ヶ月、短い時は二週間。
今回のような2ヶ月という海外長期出張は、初めてのこと。
だから決まった時は、本当にびっくりした。次に心配になった。
私がいなくて、うちの家族はやっていけるのかしら。そもそも2ヶ月も私の体力は保つのかしら。

とは言え、夫の後押しもあり、出張に出ることになった。

🍀🍀🍀

「タジキスタンに2ヶ月出張します」と、友人、知人に報告すると、十中八九、「まあそうなの。‥‥ところで、その国どこにあるの?」という反応。

次に会うと、「ええーっと、どこ行くんだっけ?なんとかスタン国よね」と再確認される。

それくらい、日本人には馴染みのない国。すんなりと耳に入ってこない国。

1991年のソ連邦解体後、独立したタジキスタン共和国は、中央アジアに位置し、ウズベキスタン、キルギス、中国、アフガニスタンと国境を接する小国。
国土の90%をパミール高原の山々が占める山国で、中央アジアの最貧困と言われている。

産業が乏しい故、若い男性の多くは、ロシアを始めとする近隣諸国に出稼ぎに行っている。彼らからの送金が、家計と国家の重要な収入源にもなっている。

🍀🍀🍀

私が初めてタジキスタンに出張したのは、確か2006年の春先。

当時も、タジキスタンのエアラインはあったものの、「危険度高し」と言う理由で、隣国ウズベキスタンから、陸路で歩いて国境を超えた。

緩衝地帯がどんな風景だったかなんて、全く記憶にない。国境の長い緩衝地帯を歩きながら、「頭が痛いなあ」と思ったのをよく覚えている。

それ以来、タジキスタンには何度か出張した。初回以外は空路での出張で、直近の出張は、2年前。

いつ訪問しても、首都の風景は同じ。モノトーンのまち。高い建物も、大規模なショッピングセンターもなかった。

そんな印象のまま、2年振りに訪れた首都ドゥシャンベは、大きく様変わりしていた。

前回の出張時、建設ラッシュの萌芽はあったものの、2年後の今、高層ではないが、新しいビルが建ち、大型ショッピングセンターができていた。
ショッピングセンターでは、トルコのファストファッションも買える。
ショッピングセンターのスーパーには、男女問わず、大勢の買い物客。
この国の人々の日常生活の一端を垣間見れた気がした。

「これが本当にあの国?」と言うのが、私が思わず漏らした言葉。
2年の間に全く様変わりしている。
さらに、首都のそこここで建設が行われている。

これまで何度もきている国なのに、全く別の国のよう。

そんなファーストインプレッションとともに、私のドゥシャンベ滞在が始まった。



ホテルの窓から見える風景