実るほど頭を垂れる稲穂かな ※詠み人知らず






≪意味≫


稲穂は実れば実るほど、重みで穂先を垂れ、頭を下げていく。

「学識や徳行が深くなった人ほど、謙虚になっていく」という意であり、力がついて、成功している時こそ、謙虚に生きていきなさい、という戒めの言葉。






嗚呼、この俳句はなんて素敵な意をもっているんざましょ。




この句は詠み人知らずであるが、きっと典雅な賢人が、高いところから田園を眺め、目を閉じながら自らの人生を顧み、様々な経験により到達した、自らの思想の極致として読み上げたものなのであろう。




古代はこの俳句を美しく思う。




しかし、このような素敵な俳句を知っている古代だが、まったく謙虚さと、人に対する敬愛が足りない。




そもそも実ってもいないので、この俳句に学ぶ事すらもおこがましいのだが、「謙虚」でいる事の大事さを忘れない為に、時に目をつぶりながら唱えている。