私は今耽っている。
耽っている場所はマンションのラウンジだ。
つい半年前までは、お家自慢なのかお客をたくさん連れてくる住人が沢山いて騒がしくうんざりしていたのだが、最近は静かに時が流れている。
おススメはライトをすべてきって、ラウンジ内を真っ暗にすることだ。
すると真っ暗闇の中に浮かび上がる東京を見ることができる。それはなかなか幻想的だ。
真っ暗闇の中、考えているのは未来のことだ。
5年後、10年後、30年後、自分はどうなっているであろうか。そして、どうなりたいであろうか。
挑戦しているだろうか。はたして牙を抜かれているだろうか。
今の自分は好きか嫌いか。もし、嫌いならばどういうところが嫌いか。
常識に縛られていないか。誰かが作ったレールを気にしているか。そのレールとは、自分にとって価値があるものか。
もうすぐ古代は25歳になろうとしている。古代を2乗してもまだ50だ。
自分が一番幸せを感じてきた瞬間は何であろうか。どういう人生ならば、自分の人生を自分自身に対して誇れるだろうか。
定年までおよそ35年。
自分に言い訳して生きていくには長すぎる。そう思いはしないか。
ただ、ただ、耽る。

