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まず、私は自分の子供を絶賛する親馬鹿ではない
むしろ、娘は人としてどうなのかと思う事も多々ある
これはまだ自分の両親にも友人にも話していない
何故ならまだ昨日の出来事だから
ある某国から移住してきたのが娘のバイオリンの先生とピアノの先生
その某国は貧しいが、一つのことを伸ばす教育をしているらしく教育レベルは高い
バイオリンにしてもピアノにしても、日本と変わらないレベルだと思った
弾き方は日本人より乱暴に感じるが、情熱を感じる
で、娘のバイオリンの弓の毛替えをしてもらいたく
バイオリンの若い先生に誰か紹介してくれないかと相談したところ、同胞のバイオリン弾きのおっちゃんを紹介してくれた
このおっちゃん、バイオリン弾くの?みたいなおっちゃんだった
バイオリンの先生より何年も先にオーケストラ入団に受かり、そこで弾いているらしい
もう私も人のことをおっちゃんと言えない・・・・・
娘がいつも他人に言う「ママは〇〇才!おばちゃんだよ~」と言ってしまう前に話題を変えた
なぜバイオリン弾きのおっちゃんが家にやって来てくれたか
パピーがバイオリンの弓をおっちゃんの家に持って行った時、娘がどれくらい弾けるか聴いてみたいと言ったそうだ
そして昨日本当にやって来た
嫌がる娘を部屋から出すのに20分かかった
どれだけバイオリンを弾けるか聴きに来ただけと言ったのが悪かったのか
とにかく娘は泣いて嫌がって、部屋から出て来なかった
なんとか娘を部屋から連れ出し、おっちゃんの前に座らせた
娘にバイオリンを渡しても知らん顔された
とりあえず私はチャルダッシュのピアノ伴奏を始めた
すると娘、むくっと立ち上がりピアノに合わせて弾き始めてくれた
そして私、ピアノ伴奏弾きながら鳥肌立つ
お前、そんなにいい音だせるのか
座っていたおっちゃん、突然立ち上がって涙を流しはじめた
そしてポケットからスマホを出し、動画撮影を始めた
まったく練習しない娘は暗譜できていない
曲の中盤で止まってそこで終わり
それでもおっちゃんは、まだ涙していた
テクニックはまだまだ足りなさすぎるが、これは才能だ
これはゴッドからのギフトだぁぁぁぁと叫び始めた
娘が出す音は、おっちゃんには出せないらしい
そして自分よりも娘の方が上手いらしい(練習すれば)
その後、適当に何曲か娘に弾いてもらった
おっちゃんは聴き入っていた
しかし練習不足で、すべての曲が最後まで弾けない娘
楽譜を開いたら、なんとか弾いてくれた
感動の嵐がおさまった頃、軽く雑談
真剣にバイオリンを練習したらどうかという話になった
おっちゃんは自分がレッスンをしてテクニックを娘に教えたいと言い始めた
獣医になりたい娘は興味なしで、要らないと即答していた
雑談途中、おっちゃんにも演奏をしてもらった
おっちゃん、ギリギリまだソ連時代に国費留学し
某国ではけっこう才能あったバイオリン弾きらしい
友達に現在現役で有名なバイオリニストの名前もあった
そんなおっちゃんが弾くバイオリンは・・・・・・
違う、何かが違う
上手い、確かに上手い、テクニックと弓の使い方はバイオリンが弾けない私でも違いが判る
でも音が違う
たいして心に響かない
路上で音大生がバイオリンケースを前に置いて弾いている音より、娘の方がいいのでは?と思ったことはあった
私は娘の演奏が普通になっていたので、自分の娘だから感動するだけかと思っていた
娘の出す音は普段は適当でいい加減なのに、真剣になった瞬間だけ涙が出そうになる音を出す
テクニックは関係ない、この音は神の領域だとおっちゃんは終始興奮
お母さんは分からないのかこの才能を無駄にするな
と言われた
私、そんなに娘ってすごかったのか?と、この前娘がジェラシーを感じた子供の動画をおっちゃんにいくつか観てもらった
よく読むとヒマワリではなくHIMARI
娘が真剣になったら、HIMARIさんよりいい演奏ができるらしい
でも所詮動画で生演奏ではない
是非生演奏で判断してもらいたいところだが、私も娘もそれほどバイオリンには興味がない
私がバイオリンを全く弾けなかった為、自分の孫がバイオリン弾けたらいいなとの私の母親の願望から始まった
ココだけの話し、バイオリンを娘にお願いしたのは私の母なので
バイオリンにかかる費用、母が全負担をしてくれている
おっちゃんは、娘にレッスンをと最後まで言い続け帰って行った
そして娘に確認
「あのおっちゃんとレッスンしたい?信じれないかもしれないけど、音はおっちゃんよりよかったよ!」と
すると娘
「うん、知ってる、私の方が音がいいって」
はっ、何その謙虚のなさ
今頃娘が教えてくれた事実
何か月か前、ある上から聞こえた声
天使なのか神様なのか妹になるはずだった子の声なのか、娘ははっきり誰からの声か教えてくれない
娘が出す楽器の音は、上の世界と繋がることができると教えてもらったそうだ
テクニックという次元ではなくそんなものどうでもよく、この世ではない、もっと上の次の世界と音が繋がっているらしい
考えてみれば、ピアノも大して練習しないのに
![チーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/045.png)
あの瞬間と音や声が、あの世と繋がっている音という意味なのかもしれない
テクニックがないといい演奏はできないと思うが、そういう音の真実を聞いてしまっている娘は
ますます練習しなくなるのではないかと思う
この世の人間が躍起になっているテクニックより、魂と繋がる音の重要性を知ってしまった娘である
娘は自分が出す音が、その辺の大人よりも上手い事をわかっていた
多分、ピアノの先生がHIMARIさんの動画を送って見せたあの日に知ったに違いない
同じ年の子にジェラシーを感じたっぽい娘、多分その時にその声を聞いたのでは
調べてみたところ、なんとHIMARIさん、娘と数日違いの誕生日
いい演奏を大衆に聴かせるのはいいことだと思うが、本当に魂がつながった音を出せている人は誰なのか
娘はどうやら知ったようだ、娘が突然聴くようになったバイオリニスト他、多分あの人たちに間違いない
葉加瀬太郎でないことは確かである
娘、いい音出せる人、あまりこの世にはいないんだよー私みたいに
謙虚さがない・・・・・・
やっぱり音って、あの世と繋がっているんだな
魂を豊かにする音楽を、是非選んで聴いてください
あ、ちゃらちゃらした安っぽい軽い邦楽や洋楽は何かが下がるそうです・・・うまく聞き出せたらまたこれについても後日