発端は彼が営業職に変わりそこそこ成功してボーナスが100万とかガンガン入ってくるようになったところにある。
急に羽振りがよくなり、投資を持ちかけられているというような話をすることもあった。
態度がおかしいと感じたので、会社を休み「家族としてちゃんとやっていく気があるかどうか」を聞いた。
「あんまり…。お前といると禿げるから家族を解散したい」
ホームレス中学生かよ・・・。
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ハゲが原因で離婚とか理由としては面白いけれど、そもそも老化による自然現象を私のせいにされても困る。
「子育てとかむいてなさそうだし、国外で仕事してみたいとか言っていたこともあったし、そもそも合わなかったんだと思う。犬が卒業したら出ていってもらえると…」
へ?子どもは?
「それは次の人にでも面倒見てもらって」
ハァ?!(バカなのか?いや、バカになったのか?)
好きな人ができたとかは離婚理由として成り立たないんだよ。相手はいくつ?20代とかじゃないでしょうね。
否定されるのが嫌いな彼に対して、否定するよりも相談や提案という形態をとることが多いし、彼も素直な人だからその方が話が早い。
「いや、違う。なんで20代はダメなの?」
35くらいまではまだマトモな人と付き合って結婚して子どもを育てるチャンスがあるから、この年代に手を出すのは卑怯だと思う。
「俺、若い人あんまりすきじゃないんで40・・・」
はああああああ!!!!ババァじゃねーか!!!(自分を棚に上げて言ってみるテスト)
その後何度か話をしたところ、結婚した当時から合わなかったけれど我慢していたとのこと。
私たちはある会社で上司と部下で知り合った。上司と部下で付き合っていると利益相反になるのでどちらかが別の部署に異動しなくてはならないし、そもそもタブー。
それなのに私が妊娠したから、会社には体調不良ということで退職して専業主婦になった。端的に言えば、彼のキャリアを伸ばすため自分のキャリアを潰した。
私は気がつかなかったけれど、彼の不満は3,4年前、会社から彼が戦力外通告を受けるタイミングがあり、「そろそろ仕事がなくなるかもしれないから働いてほしい」といわれた頃から始まったんじゃないかと思う。
仕事を始め、それまで専業主婦で家のことと育児、旦那の面倒を見てたのが、仕事をするようになり、平日の朝は子どもの勉強を見て、土日は子のお稽古の送迎や家事、一人で家事と育児と仕事が回らなくなって、洗濯と犬の散歩をしてもらうことになった。
国外出張だって行くし、もちろんない時間をうまく使って友達や新しくできた会社の同僚と遊びに行くこともあった。
それも不満だったようだった。
そして、家と光熱費とカード代などは彼が払い、私は食費やら子のお稽古代やら教育費などを出していたのだけれど、私が家に入れている金額を明確にしていなかったことも原因かもしれないが、自分ばかり損しているとそんなようなことを言っていた。
彼が全て中心でないことがなにもかもの不満だったのかと思う。かなり、大事にしてる方だったんだけどね。
暴言を吐き、嫌がらせを続ける彼に対し、私は怒鳴るでもなく、泣き叫ぶでもなく、妥協点を模索し、いつもと変わらぬトーンで淡々と、「貴方の言い分は道理が通っていない」ということを具体的、論理的に伝えた。
さらに、その後起こりうるリスクについても色んな人の立場で、丁寧に説明を何度もした。子育てがとても重要なので、再構築、および妥協案を何度も提示したのだけれど、どうにも交渉に応じない。
話をした時には、理解しているようには見えても会社に行って帰ってくるとリセットされて帰ってきて、もう法律や社会的な常識すべてが通じなかった。悲しいもんだね。
子は「アンナの入れ知恵だな・・・」と泣くでもなく、Switchでマイクラをやりながら言う。
※アンナ…「僕のヤバイ妻」に出てくるコーヘー君(夫)と結託して嫁を殺そうとがんばる愛人役
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私「洗脳星にいってしまった・・・これはもうダメかもわからんね。これだけは譲れないというものはある?」
子「バレエができれば他はどうでもいい」
私「わかった」
離婚をしないという選択が大前提だったのだけれど、離婚しないなら、出て行って養育費を出さなと言うので、「いやいや、婚姻費というのがあってだな・・・」と話をしたものの埒が明かないため、いよいよ脳の病気かと思い「話を進めるまえに、脳ドッグを受けてみないか?」という提案もしてみた。
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言うことはやはり聞かなかった。
その後、養育費を5万渡すと言っていたので元となる情報ソースを探したところ、裁判所の「養育費算定表」を見ていたのだろう。週明け、チキンレースに乗ることを決めた私は会社に退職届を出した。
表にある妻の収入を0にするためだけに。
転職して2ヶ月終わったところ、せっかく得た新しいキャリアパスを即日棄てたことに彼は困惑しつつ、「仕事をして金を稼ぐしか脳がないくせに」と私に言った。
私に嫌がらせをするのは無意味などころか、むしろ分が悪くなると思うのだけれど、暴言をはけるってすごいなぁと他人事のように思っていた。もっと賢い人だったからとても残念だったけれど、洗脳されてしまったら仕方がない。
私はどちらかというと感受性が豊かな方と思うけれど、自分の行動を決定づけるのは心の奥に住む客観的で理論的なもう1人の自分。感情をつかって人の心に訴えた方が伝わるだろうにとにかくこれが強い。
「再就職をしたらやり直せるんだろうか」と聞いたらそうしようと思うというので、口先だけ、転職先を探す約束をした。
弁護士センセに相談したら、離婚して親権をとるためは仕事を持つことが大事というので、母子家庭でも働けるよう、エンジニアでないポジションで仕事を探すことにした。
仕事が見つかるまでの間は貯金を崩し、家をなるべくシンプルにして、そこから何ができるかできないかを考える予定だった。
そしたら2週間くらいで次の仕事が決まってしまった。
「仕事が見つかったんだけれど、やり直せるの?」と聞いたところ、「離婚する」という。
話が違うけど想定通りの答えだった。
「子どもにやりたいことを続けさせるため、表の0ベースで養育費を保証しないのであれば、会社から出た契約書を棄てて、仕事も離婚もしない。出ていって婚姻費を支払わないならば、裁判所経由で給与の差し押さえをさせてもらう。そこには住宅ローンは考慮されないと思う。
養育費を保証をするのであれば、家の名義と債務引受をしてもいい。」どうする?
Deal!
方向性が決まった。発覚から2ヶ月半くらい。早っ・・・
結婚はたった紙切れ一枚の契約で、相手への思いやりが無くなった時点で愛や精神的な繋がりは無意味となる。
時代はサブスクリプションモデルだ。憎み合い、自分の感情をぶつけながら、契約不履行に関する不満や裁判で戦う事より、子育てというプロジェクトを成功させる際のビジネスパートナーとして自分が何をすべきなのかそんな事を考えて本を読んだ。
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諸々の手続きを終え、新年早々公証役場へ。第1号です!とのこと。
ちなみに、この記事を書いた7月より実際のローンの債務引受が始まります。



