2007/10/27 | ◆Over the rainbow◆

2007/10/27

それは
初めて
蝶を意識した日の感覚と
すごく似てた


一瞬
誰だかわからなかった



ひとつだけ
あの日と違うのは
向けられたのが
笑顔ではなく
仏頂面だったこと





控えめについた
小さいパーツ

エスカレーターの数段下から
まっすぐな
射ぬくような
鋭い目が
上を見据えてた

睨む
とも言えるような
笑みをまったく含まない
でも何も考えてないような
鋭く空虚な
あの眼光で



別に私を見てたわけじゃ
ないかもしれない


でも

それでも
しばらく動けなくなるくらいの
衝撃があった

身体が硬直した

頬に
全血液が集中したみたいだった


やっぱり
好きなんだなぁ
どうしようもないくらい

エスカレーターから降りた後も
しばらくは上手に歩けなかった

自分の激情が
こんなに抗いがたいものだとは
思ってなかった



この後どうなるか
私はもうわかるよ

しばらくいいことが
ぱったり起きなくなる
不安要素は絶え間なく
私は混乱と狂気の海に投げ出され
また情緒の安定を失う


いつもそうだった


神様
あなたの手口は
もう見えてますよ


でも
唯一にして
最大の悲劇は
その筋書きを
私の力では
変えられないということ