2007/07/04 | ◆Over the rainbow◆

2007/07/04

いつかはこの時が
来るんじゃないかとは
思ってたんだ





めがねの向こうから見える
蝶の目は
細くつりあがってて
世を儚んだように冷めていて
でも
いつも
太陽みたいな眼差しで
バカをやる私たちを
見守るかのように
細い目をさらに細くして
穏やかに笑ってた


あの大好きな目は
いつだって
あのめがねを通して見てたんだ



あの
深くて
硬質で
でも限りなく優しい
蝶の目


あの目が笑うのを見るために
私は一体
どれだけのものを
犠牲にしてきただろう




来る日も来る日も
独房から想いを馳せた
蝶の姿

死に物狂いで
見失わないよう追ってきた
蝶の後ろ姿は
いつのまにか

幻になっていた



死ぬほどあがいて
指をからめたものは
霞になって

結局
気づいたときに
私の手元に残ってたのは
記憶と楽譜だけだった



つかの間の幻影は

もう何一つとして
どこにも見えない






χデーまで
あと12日