放課後 | ◆Over the rainbow◆

放課後

今日最後に見た蝶は
久々に部活中で
制服のコントラストとか
ものすごく痛く苦く
でもやはり懐かしいものだった

ずっと昔
私たちと一緒にいた頃よりずっと
話すのも上手になってて
口調なんかも
とても穏やかで大人びてた

あれじゃ私なんていらないはずだ
いつも寝てばっかで
無気力無関心無愛想仏頂面だったあいつからは
想像もできないぐらい
まぶしかったし
幸せそうだった


相変わらず目立つあいつの声の事務連絡は
階段を突き抜けて
玄関までよく通ってた
喧騒のなかではっきり聞こえる
一筋の口笛も一緒に



ごめんね
あなたを幸せにしたいとか
偉そうなこといっぱい言っときながら
結局私はあんたを
苛立たせることしかできなかった
ごめんなさい



時は流れる
あるときは清流のごとく
またあるときは濁流のごとく
人も物も
思いも記憶も
すべてを飲み込み
どこまでも
どこまでも


時は
逆流しないのですか?