何も考えず、ツルツル頭で病棟内を歩く
髪の無い女性は皆、帽子を被っていました
70才位の女性も🧑🏻🦲で歩いていた
ある時 お爺さんに
『貴方もオッ様(お坊さん)ですか❓』
と聞かれ、違うと答えると
『1人の方が尼さんなので2人みえるのかと…』
同じ事を2、3人に聞かれ面倒なので帽子を被る事にした
あの女性は尼さんだった😅
定期的に院内の床屋に行き、顔剃りをして暇を潰していた
『ハゲ🧑🏻🦲は楽でやめられないわぁ💕』
と言ったら床屋のマスターがハゲ👴🏻てたのを忘れて💦焦りましたが後の祭り
ハゲワードはその日から封印致しました
2021年9月10日(金)1年前の今日
1週間前は手術中止になった日
それから1週間後にはもう
抗がん剤のポートを埋め込む手術だった
当初、膵臓癌の手術が出来るので
手術の前準備で色々な処置をした
脾臓も取るので肺炎球菌ワクチン💉を打ち
4本の胃の血管のうち2本を切るので残りの2本で耐えられるか❓を調べる
2本の胃の血管を縛り、残りの2本の血管の血流を確認をした
(後に別の病院で、胃の血管が縛ってあるけど何❓と聞かれる迄今でも縛ったままとは知らなかった)
ポートを埋め込み抗がん剤が楽になった
腕から血管を探してやらなくて良い
腕より痛みが少ない
両手が使えて 実に楽
外科に移動して 手術不可になり
私は部屋にこもる様になった
相変わらず内科のおばちゃまとは携帯で連絡を取り合いカフェ通いは続いていた
ある日、廊下で見知らぬおばちゃまに声を掛けられる
『お若いのに髪の毛が無いから癌ですか❓ずっと気になってました』
と言われ、病名と今迄の経過を説明した
すると‼️😳
何と云う事でしょう‼️
お会い出来ました
(神様ありがとう😭)
膵臓癌 ロボット・ダヴィンチ
でOPEしたおばちゃま、76才
おばちゃまの経過を聞いて唖然
5月膵臓癌手術
(脾臓摘出・胃の血管2本切る含む)
まさに私のやるはずだった
同じOPE
とても有難い気持ちでワクワクしながらお話を聞く
『キレイに全て取り切れました』
『良かったですね』
『でもね、2ヶ月後に再発したの』
『うっそ〜、早過ぎませんか』
『3ヶ月後には腸が癒着して人工肛門付けました』
『…………』
5月に8時間の膵臓癌の手術をして
7月には再発で
再発はもう手術出来ないから今は抗がん剤治療中
8月には腸が癒着して人工肛門(ストーマ)の手術
めまぐるしすぎる3ヶ月
やっぱり手術出来なくなって良かった
『膵臓癌は手術しても、しなくても結果は同じ』→ビンゴ‼️
と自分の中で無事、完結しました
そのおばちゃまの息子さんは
12才で悪性リンパ腫で3年間の闘病の末、亡くなったそうです
子供が先に癌になって、後から親が…
遺伝性の癌なんでしょうね
本当に癌が憎い‼️
私はおばちゃまの話を聞いて
これからやるべき事を
ノートにまとめる日々が続くのでした