去年の6月の終わりに入院生活が始まった
まずは抗がん剤で癌を小さくしてから手術と云う事で抗がん剤が始まった
まだ検査は先の話で時間を持て余し
同じ膵臓癌の車椅子の75歳のおばちゃまといつも連んでいました
『いつも楽しそうで仲が良いですね』
と声をかけられて沢山の患者さんとお友達になりました
消灯時間になると眠れないので
膵臓癌について調べました
ある医者の
【膵臓癌は手術しても、しなくても結果は同じ】
と云う記事が目に飛び込んで来た
これから手術をするのに水を差すな💢
しかしながら
手術しても2年以内の再発率80%
手術しても胆管炎で入退院を繰り返す
手術しても非常に予後が悪い
手術した人➕手術しない人🟰5年生存率は僅か8%
う〜む、エライ病魔に取り憑かれたなと思う反面、他の癌じゃなくて良かったかも❓と思った
何故ならば、私は諦めがスッパリつくじゃないか‼️と思った と同時に
【手術をしない方がいいんじゃない❓】と思った
その日から自分より家族の事が心配でたまらなくなった
13才の犬、74才の夫、84才の母
み〜んな年寄り
子供が居なくて
私が独りになった時に賃貸では後々苦労するから自分の好きな様に家を建てていいと夫に言われ、私独断の設計で家を建ててくれた
夫は現役の電気工事士
一般家庭の電気工事は普段しないけど
自分の家の電気工事は夫がやった
思い出の沢山詰まった家
私亡き後、独りで夫はあの家で耐えられるだろうか❓
母は平家→2階増築→改築した築54年のボロ家に独りで住めるだろうか❓
自分の事はなる様にしかならないので家族の今後ばかり考えていた
私亡き後の 色々な妄想が膨らみ
以前、夫と母の遺言書を作成してもらった司法書士と
実家の耐震補強で改築するのに市から補助金が最高140万円貰える事を知り市役所へ電話をしたりヘンテコな闘病生活が幕を開けた