8月が終わる


手術出来なければ1年と言われた

無事1年を越えようとしている



余命1年…家族には言っていない

辛い事は自分しか知らなくていい



11ヶ月の間に入院した日数

186日


1年の半分以上入院していた

最後の方は発狂しそうな位帰りたかった



抗がん剤で禿げると言われて

25年通う美容院で理由を言って

丸坊主にしてと頼むと

『僕にはそんな悲しい事は出来ない』

と泣いて断られた

再度来店して頼むと渋々刈ってくれた

あの時に癌と闘うスイッチが入った



抗がん剤が始まった

ツルツルに禿げて 下痢して 下血して 発熱して 味覚嗅覚0になり 手足は痺れ

フラフラで 口内炎が出来 吐き気がして

汗が吹き出し 口が渇き 物が二重に見え

鼻水止まらず 悪寒と震え 全身の痒み

怪我をして抗がん剤のせいで

1時間半も止血に時間がかかったり

手術に向けて必死に耐えていたあの頃…


父は大腸癌で手術をした

まさか世の中に切れない癌があるとは

予想もしていなかった


私は嘆き悲しむ事は無かった

夫と母が私の分まで充分嘆き悲しんだから

自分の事より残される家族が心配だった


私の癌が分かった時

実家の町内で2人膵臓癌で亡くなった

癌発覚から半年で亡くなった

そう思うと私は幸せだ



私は癌になる前はスマホではなかった

携帯の手続きが長時間の拘束で嫌だった

でも血糖値が急に上がったので

病院に行く前に既に普通じゃないと思い

情報収集の為にスマホに変えた

血糖値→膵臓→癌

に結びつき病院に行く前から家族に

『膵臓癌だと思う』と言っていた


膵臓癌が確定した時 夫に

『ごめんね やっぱり膵臓癌だった』

と報告した



余命1年を無事越えた今思う事…


あの時アメブロさんで闘病してた沢山の

先輩方のブログに感謝です

治療の上での『覚悟』や『勇気』を頂きました

残念ながら沢山の方が亡くなりました

でもその方達の言葉は今でもブログの中で一生懸命生きていらっしゃいます

亡くなっていても生きている私達に沢山の事を教えてくださっています

本当に有難い事です


最近痛みに負けそうですが

どなたかの役に立てる様にもっと呟こうと思います


これからもこんな私ですが

宜しくお願い致します