明日は長男のサッカーの試合がある日。

彼にとってはサッカーを始めて最初の、私にとっては息子をもって初めての。



子供の頃、小学校のスポーツ少年団で卓球をやっていた。
息子と同じく三年生の時から。

最初の試合は県内の小学校との親善試合だった。

私は走るのも遅く、スポーツ全般が苦手だった。
未だに鉄棒の逆上がりも出来ない。

卓球は自分なりに上手くなったつもりだったけど、その最初の試合であっさりと負けた。

ほとんど打ち返すことが出来なかった。

悔しくて試合中泣きそうになりながら、相手の女の子のサーブを待っていた。

半ば諦めて、でも次こそは打ち返せるかもって思いながら。



その試合が終わってから、私は今まで以上に練習に励むようになった。

嫌いなランニングや腹筋、スクワットも一生懸命やった。
たまにしか行かない、家族での外食もキャンセルした。

そのうちに、コーチとのラリーも長く続くようになり、練習が楽しくなった。



今にして思えば、自分が「成長」していることに喜びを感じた、最初の経験だったのだろう。

「出来ない自分」でいることに慣れていたけれど、「出来る自分」を目指し努力し、何かを達成したのだと思う。



その後も試合はあったはずだけど、あまり覚えていない。

多分、負けることが多かったと思うけど、練習に行くのはずっと好きだった。



明日の試合を終えた後、息子は何を思うのだろう。

願わくば…。


いや、何を感じても、その思いは彼のものだ。

母としては、人生で初めての試合を終えた労をねぎらって、夕飯に好きなものをたくさん作ってあげようっと!