ゆっくり歩き


手を繋ぐだけのナンバー


「繋」



とっても優しい光に照らされて


とても心地よい空間でした


前の曲を踊っていたみんなは手首にリボンを巻いていて


そのリボンを次のナンバーで踊る私たちに繋いでくれます


前作「LINE」の流れを引き継ぎつつ、人と人の繋がりを強く強くイメージしたナンバーです


たくさん踊る事はなくても


伝わる事はたくさんあって


ゆっくり考えながら歩いたり


手を出したり


時間があるからこそ


たんさん色んな事が思い出されました



重なり合うと


まるで1人みたいに見えて


とても素敵だなと感じました


人の想いや考えは完全に重なる事はできないけど


寄り添う事はできる


そんな事をイメージした場面です



重なって手を上げる


それがとっても心地良かったです



後半、ゆっくり歩いた後に


みんなが一列になって手をあげて


俺がそれを後ろからみている


たったそれだけなんですが


ゲネの時、自分でびっくりするくらい涙が止まらなくなって


後ろ向いてたからわからないと思いますが、顔が痙攣するくらい泣いてます


作品の内容やテーマとは関係ないですが


あぁ、やってよかった


と、思いました。


いや、みんなが思わせてくれました。


後ろにいるのは9人だけど


全部で19人の大好きなみんながいてくれたから自分はここに立っていて


楽しそうに踊ってる姿も


誰かの踊りを見て泣いている姿も


馬鹿な話ししている時も


本当に幸せだったと実感できて


人と何かをするということは


本当にかけがえのないものだと感じました



そんな自分を追い越して


みんなが手を上げる



そして最後はみんなの背中を押して


みんながゆっくり歩き出す


今回の公演で


どのナンバーよりも手をあげて


どのナンバーよりもゆっくり歩いて


どのナンバーよりも踊ってなくて


それでも伝わる事はたくさんあるんだと


たくさんの幸せに包まれたナンバーでした


途中みんなでゆっくり移動するとき


一雄ちゃんとキャシーの間を通り過ぎるんですが


2人ともぜっんぜん目合わせてくれませんでした笑



誰かから何かを感じて


繋いで


手渡して


次に繋いでいく


そんな大切なナンバーとなりました