ウルフルズは15周年を迎えたが、わたしのウルフル歴は、まだ1年とちょっと。
まさか、このバンドにはまるとは思ってもなかった。
だって、メジャーだし、明るいし、派手だし。顔濃いし。
どちらかというと、ライブハウス系、「それ誰?」という感じの、バンドの中で、私だけがドキドキしちゃうようなバンドしか好きにならなかった。
しかも、
お前が一番だぁぁ…お前がいればいい…みたいな曲恋愛拒否症?のわたしには、どうしてもなじめないものがあった。
家族の中に、私より2~3年前よりウルフルズを聴く者がいて勧められたけど、「私はちょっとね」みたいな感じで、CDがかかっていても、耳にも留めなかった。
しかし、ARBの活動休止、続いてハイロウズの活動休止、ただ一人救いだった清志郎のガン告白。
相次ぐ不幸が私に訪れた。
ライブのない人生なんて。このまま歳をとって死んでいくのか?と悩む日が続いていた。
でも、他のバンドに救いを求めようとも思っていなかった。
そんなある日、ウルフルズのサポートメンバーが、伊東ミキオ氏だという事を知る。
ミッキーは、ARBのEL DORADOツアーのサポートをしたり、ハイロウズのメンバーになりそうだったロックンロールピアニスト。
なんだか、そんな繋がりで親戚のような親しみを持つようになってきた。
その頃テレビだ流れたサムライソウル。相変わらず、濃い顔の男が歌っている。
オオッ。親戚の(勝手にそんな気になっている)ミッキーもいる。ケーヤンはちょっと好み。
この人たち、ほんとに熱いよね。なんて思ってたところに、ライブに行かないかとのお誘いが。
なんと、うちの家族が、どうしてもライブにいかれないので、チケットを譲ってくれるというのだ。
しかも、3列目。
「YOU」のアルバムを聴いて、予習完了。
でもこのときまだ、はまるとは思わなかった。
早番で仕事をあがり、府中の森へ。遠いわ~。
うわーステージ近い。近い。しかも、センターじゃん。
サンコンが出てきたぁ。
本物だ。トータスだ!!実物の方がぜんぜんいいじゃん。
ケーヤンのテンガロンだ。
このふたりにしばらく釘付け。
3曲目になり、ジョンBと親戚の(まだ言ってる)ミッキーの存在に気付く。
トータスって、歌うだけかと思ったら、ギターも、めちゃ上手いじゃん。
すごい。アカペラでも、こんなにいけるんだ。
ほんとビックリ。まさかと思っていたが、このフロントマンに魂揺さぶられウルフルズファンになってしまったのでした。
見たまんまのいかにも適当な ふざけた男と思ってたんやろ~
はい。思っておりました。ゴメンなさい。
でも、こんなに熱く言われちゃ、やっぱり伝わるよね。魂が。