1月19日、南青山・月見ル君想フ。
ヒミツキチワンマン。
KICO(貴娘、ボーカル)、亮.K(龍芸、ギター)の2人で構成されるヒミツキチとは六本木BRAVE BARに出演していた時代から凡そ14年来の仲。BARオーナーの上垣さんが太鼓判を押すユニットで当時から「喜怒哀楽全開エンターテイナー」を名乗り、KICOさんが歌う途中で感極まって涙声になるのも今と同じ。
その後も100人余り動員のワンマンを成功させるなど精力的に活動していたが、約8年前に長く所属していた事務所を辞め、当時使っていたSNSもほとんどを停止し、苦しんできたしがらみやノルマや金銭にまつわるマイナス要素をすべて排除、ストレスを溜めずマイペースで自由に活動する方針に切り替えた。
何者にも邪魔されない自分たちのペースでの活動を旨としているためライブ回数は多くなく、機が熟さないとみれば長期のブランクを作る。宣伝も大々的にはせず、満員にするために知り合いを無理矢理来させることもしなかった。
そんな自由を得たヒミツキチは新たな挑戦を始めた。
まず2人を中心とした「演劇音楽集団サルート」を旗揚げ。音楽と朗読劇を融合させた独自のステージに取り組んでいる。昨年、東京と大阪で数日ずつの公演を成功させた。
そのサルートに参加しているハジさんがヒミツキチの新メンバー(ベース)として加入、3人体制に。
そして昨年秋、今回の月見ル君想フでのワンマンをぶち上げた。スタンディングで150人のキャパ。正直、無謀な挑戦と思った。いつもはマイペースで控えめな告知も、今回はInstagramに動画を含め次々と上がる告知。今までとは異なるこのワンマンへの強い思い入れや悲壮感のようなものさえ感じた。
迎えた当日。
3人は吹っ切れたような笑顔だった。
ややこしい演出を抑え、楽しさと代表曲を前面に押し出した、THEヒミツキチ的な構成。大きな月のセットには2人より3人編成の方が映えるね。
「悪者」「馬車道」、ヒミツキチにしか作れないし歌えない世界と思う。馬車道の王様が高飛車な態度でうろたえる様は秀逸だ。
KICOさんの生い立ちが浮かぶような「ひみつきち」、毎回歌いながら涙。今回もこちらも貰い泣きしそうだった。涙腺弱くなったな…。「ツクリワライ」とか心の弱い部分を歌うのもKICOさんの世界。
代表的な盛り上がり曲「ミキリハッシャ」、今回はアコースティックのバラードの曲調で始まり、途中からいつものアップテンポに変わる形に。
新曲「月の女神が動く夜」、壮大さを感じるバラードでヒミツキチの新たな定番曲のひとつになるかも。
「自道虐待」は風刺を込めた盛り上がり曲。ふざけんな!がいい。「バベルの階段」「アドベント」で締めるのは王道だ。
満員とはならなかったが関西など遠方から駆け付けたお客さんも多く、手拍子や声援で盛り上げようとする姿勢が見てとれた。みんな笑顔。 本当にお疲れ様でした。
ヒミツキチは6月30日、大阪でワンマン決定。
以下写真。












