意外と情報が少ない「お金の話」

 

子宮頸がん関連の記事は、診断・検査・治療内容については比較的情報が見つかります。

一方で、


「実際にいくらかかるのか」
「医療保険は適用されるのか」

 

という現実的な部分は、まとまった情報が少ない印象でした。

そこでこの記事では、全身麻酔下レーザー蒸散術で1泊2日入院した際の入院費と、医療保険の適用について私自身の体験をもとに整理しておきたいと思います!
 

 

 入院・手術の前提条件

 

今回のケースは以下の条件でした。

  • 疾患:子宮頸部異形成

  • 細胞診:HSIL

  • 精密検査:中等度異形成

  • 治療:全身麻酔下レーザー蒸散術

  • 入院日数:1泊2日

  • 実施施設:総合病院

  • 公的医療保険:適用あり

※自費診療ではなく、保険診療です。

 

 

 実際にかかった入院費について

 

結論から書くと、想像していたよりは高額ではありませんでした。

金額としては、およそ4万円。

病院や個室利用の有無によって異なるため詳細な金額は伏せますが、

  • 手術費用

  • 全身麻酔管理料

  • 入院基本料

  • 検査、投薬、処置

これらを含めて、一般的な「短期入院+全身麻酔手術」の自己負担額でした。

なお、今回の入院費単独では高額療養費制度の対象にはなりませんでしたが、年間の医療費合計や収入区分によっては対象となる場合もあります。
該当の可能性がある方は、事前に確認しておくと安心です。

 

 

 医療保険は適用された?

 

ここは気になる方が多いポイントだと思います。

私の場合、加入していた民間の医療保険のプランでは給付対象になり、

  • 入院給付金:対象

  • 手術給付金:対象

という扱いでした。

診断名・手術名・約款の定義によって判断されるため、加入している保険会社への事前確認は必須ですが、レーザー蒸散術だから即適用外というわけではありません。

 

 

 保険請求時に実際に行ったこと

 

  • 入院前に保険会社に給付可否を問い合わせ

  • 退院時にもらった診療明細・領収書を保管

  • 病名・術式が分かる書類の準備(病院へ依頼)

結果として、手続きは想像以上にスムーズでした。

「保険請求の手続き=複雑」という先入観がありましたが、淡々と進むという印象です。

そして、給付金額は実際に支払った入院費を上回る結果となりました。

ちゃんと加入して医療費を支払っていて良かったなとしみじみ思いました。

 

 

 まとめ|費用の話も、冷静に知っておく価値がある

 

  • レーザー蒸散術は保険診療

  • 1泊2日の入院費は、過度に構える必要はなかった

  • 医療保険は条件次第で十分に適用対象になる

  • 不安な点は、病院と保険会社に“事実確認”するのが最短ルート

 

病気や治療の話は、どうしても感情が先行しがちですがお金の話も大事。

制度として切り分けて考えると、結果的に安心感が高まるのではないかと思いますので、ぜひ確認してみてください!

これから治療を控えている方や、費用面が気になっている方の参考になれば幸いです。