こんばんは。

お久しぶりです。 作家さん、生きています!

さて、現在高校生の皆さんは夏休みに突入したと思います。

鉄道研究部系の皆さんの夏といえば、「鉄道模型コンテスト」ですね!

twitterなどでも絶賛制作中の模様を見たりしております。

 

主に指導している大崎高校ペーパージオラマ部の皆さんも絶賛制作中です。

実はそれとは別に依頼を受けていたものの「これはちょっと嫌だから手直しをして再提出する!」

と決めた、エコルとごしのジオラマが土曜日に作業がほぼ完了しました!

 

作業風景を少しだけ紹介します!

 

*といってもまだ作業中に取ったので、この後に取り付けたパーツが一部散乱しています(笑

さて、エコルとごし1周年の式典の際に一度お披露目したものよりグレードアップしたもの。それは、公園の正面となっている医用門周辺の植栽です。前回はこのあたりがちょっとひどい感じになっていました。

 

ジオラマでは常に「局所の高精度」ではなく、「全体のの精度統一」を指導しています。

人間は悪いところやひどいところに目が行くんですよね。(よく1人が悪いことをすると全体のイメージが悪くなるとか言われませんでしたか?)これはジオラマでも当てはまると思うんです。

エコルとごしのジオラマには、部のOB、OGが結構参加してくれています。スイスや飯田線などで最優秀賞を取った子たちなども参加してくれています。

彼らには、このあたりがだいぶ浸透しています。

全体を見て「ここをもっと精度や表現を変えないと足を引っ張る」「視点からしてここを凝るなら手を入れるところがある」

という感じで経験から出している意見アドバイスが出てきます。

 

この2年のコロナ禍で一番損失したこと。それは「経験数と打破する力」です。

エコルのジオラマでは、製作を引き受ける際のお願いとして「OB、OGが持っているものを後輩に伝承するように指導したい」としました。

苦手な分野や私がまだ未開発な部分などがあるのですが、これをどうしたらいいのか?どうやったら効率よく丁寧な仕事ができるか?という打破する力を会得してほしい…は無理にしても、力の差を肌で感じてもらいたいなぁ~

と思ったんですが、果たしてどうだったのでしょうか。ちなみに個人的には広葉樹がなかなか開発余地があるなぁ~と思っています。

あ、オランダフラワー的なやつとか高いお金をかける系の作り方はある程度知っているのですが、公立高校文化部の低予算で「身近で安く、技術や経験でそれらしく作る」という条件を入れています。←それでないと、予算の少ない学校の指導者は厳しいので。

戸越公園の樹木には葉っぱがスカスカなタイプがあって、あの表現が1/150ではなかなかむつかしいですね…いつかまとまって技術開発したいですね。とりあえずはこれで。

あ、今回リキテックスさんのアクリル絵の具やメディウム、フレキシブルモデリングペースト、レジンサンドなど画材も結構多用しました! 数年に渡り担当者の方にペーパージオラマに興味を持ってくれているので、現状このあたりまで使い道がありますよーって発表の場として利用しました!

リキテックスの画材(特にテクスチャー系)はマスターするとよいなぁ~と思っています!

 

脱線(すり寄り)してしまいましたが、経験って恐ろしいもので、人間は近道をしたがるだけに、成果に飛びつく傾向がありますよね。でも正念場に弱くなります。

失敗しても経験し、繰り返す。これがいつかしっかりとした基礎になるのです。

数学や物理も、基礎問題でしっかり理解するから応用もわかります。

 

先輩は高校生たちにコンテストに参加し、成功・失敗を経験していると思います。先輩から失敗は話してくれることは嫌がるかもしれません。ですが、その失敗から学んだこと。これはこのコロナ禍明けには大変貴重な情報だと思います。

「先輩に1度お手伝いなり、アドバイスをもらえる場を作る」実は、これが今回のコンテスト上位浮上のカギになるのかなぁ~と思っていたりします。

私の予想は当たるのかどうか? それはいつか答え合わせしたいですね!

 

では!

 

*隠していましたが、実は細々とtwitterやっておりました~
kami景色(げしき) ”紙を使って街や構造物をジオラマにする7人”
↑良かったら覗いてくださいね~

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