ケッコンってなんだろー | ぴよりism ~願わくば、花の下にて。~

ケッコンってなんだろー

思えば。。。


結婚にほんとーーーーーに、


あたしは夢がなかった。


前にも書いたけど、育った環境が、


お金にルーズ、イイワケばっかりの父


もと女学校の教師で、軍人の妻であることを、


ハナにかけてる気位の高いおばあちゃん


そこに嫁に入った、七人きょうだいの末娘の母


この登場人物で、


用意された箱が


賃貸の四畳半と六畳に、台所と狭い板の間、


風呂無しの市営住宅。


どんな状況かは容易に想像がつきますよね(笑)


とーにかく、


ごたごたごたごたしょっちゅう母が泣いたり騒いだりするような家に、


あたしは居ました。


朝怒鳴りあってると、学校から帰って、母が弟を連れていなくなっている、


そんなことも数知れず。


あたしはなんだか、いっつもおいてきぼりでした(笑)


父がお金にルーズで、家に給料をろくにいれなかったので、


母はずーっと働いていましたし、


あたしはおばあちゃんと家にいるしかありませんでした。


結局母も、父もおばあちゃんも、


みんな我侭で自分の事で精一杯だったので(笑)


子どもの、しかもなんとなくしっかりしてそうな、


長女のあたしのことは構う余裕がなかったんじゃいかな?


って、オトナになった今思います。


苛々しているオトナたちは、あたしがちょっと失敗すると、


そこを激しく追求しました。


『お前はダメだ、お前は無能だ、バカだ』って。


だから、子どもの時、あたしは自分がバカなんだと思っていた(笑)


でも、あたしよりバカでダメで恥知らずな人は世の中にいっぱいいたんですよね(笑)


父の浪費癖を見て育ったので、あたしはモノに執着出来ません。


どうしてもこの食器が欲しいとか、


このドレスがいいとか、そういうことに殆ど興味がないんです。


だから『結婚式』にも興味がありませんでした。


母が、おばあちゃんの意地悪に泣いて、あたしに当り散らす事もあったので、


ぎゃぁぎゃぁと大声で泣きわめいて人を脅かすような人が大嫌いです。


その辺はもはやトラウマなのだなーと、


今シュートメをある程度切り捨てて、思います。イヤなんだもん、ホントに。


大声で泣きわめいて、人を脅す人の側にはいたくない。許す事も出来ません。


あ、この人ダメ。と思うと、ばちっとそこで切ってしまうんです。


あたしは、自分の家族の様子を見て、


いろんなことを『否定』して育って来たように思います。


自分の中に、他人を否定してしまう部分が確実にあって、


友達はいっぱいいろんなところにいて楽しくやっても来れたし、


それなりつきあった人もいたけど、


『お前って女っぽくない。何考えてるのかわからない。もっと甘えて欲しいのに』


って、恋人に必ずそういわれました。


理解してくれようと、うんと側に来る人が怖い。


全部わかってくれなくていい、だから一人でいたいときはいさせて、と、


ある程度の『隙間』が、対人関係にないと、


あたしは疲れてしまう。


だから、恋人同士は大丈夫だけど、


離れていたかったし、同棲なんて考えられなかった。


誰かのお世話をすることに歓びなんて感じなかったし。


結婚なんて全然、思いもしなかった。


自由でいたかった。人に縛られないで。


なのに、なんでこうして結婚してるんだろうなぁ、今(笑)


んで、同居とかしているんだろう(笑)


なんだか自分がよくわからない(大笑)


でも今、息子たちは大事だし、旦那も嫌いじゃないけど、


やっぱり、あたしは自分だけになれる場所を、


他に確実につくろうとしているし、


そこは結婚とか、男女の関係とかそんなことも超越してて、


わからないから何なのか説明しろとか迫られても出来ないのだけど。。


なんか逃げ腰で、でも、そこがなくて家だけを見てろと言われたら、息がつまってしまうだろう。


あたしは密着が苦痛でしかないから、


本当は結婚には向いていないんだろうな。


人を愛する事とか、愛される事とか。なんだか、


結局こんな年になっても、ちゃんとわかっていないような。


なんかそんな気がする。