時事ドットコムの記事を読んで

 

今の大ちゃんの考えていることがよくわかりました。

 

切り取った言葉では なかなか真意が伝わらないこもあり

 

不安になってしまっていましたが

 

この記事を読んだら 少し落ちついた気がします。

 

自分の備忘録として残しておこうと思いました。

 

 

 

 

 

 

高橋大輔が語ったアイスダンス転向の背景と意味

◇長くスケートで表現するため


 フィギュアスケートの2010年バンクーバー五輪男子銅メダリストで、昨季現役復帰した高橋大輔(33)=関大ク=がアイスダンスに転向することになった。シングルでの出場は12月の全日本選手権が最後になり、来年1月から18年平昌五輪アイスダンス代表の村元哉中(26)とコンビを組む。転向の契機や理由、アイスダンスへの思い、五輪は-。記者会見で胸中を語った。(時事ドットコム編集部)

 -シングルから転向の決め手。
 できるだけ長くスケートで表現したい。舞台や他のジャンルとのコラボなどスケートの可能性はまだまだある。人と組むことの必要性を感じた。1人だけではいろいろなことを表現できない。アイスダンスを本格的にやることは自分にプラス。引退して伝える立場になったとき必要になる。

 -村元とコンビ、きっかけは。
 昨年8月、哉中ちゃんがパートナーを探しているときに浜田(美栄)先生からダンスをやったらどうかと言われた。ダンスは昔から好きでよく見ていたし、引退してから趣味でやりたいとは思っていた。1月にオファーがあったとき面白いかなと思ったが、僕は初心者。ちゅうちょしていたが、7月に滑ったら興味深い部分が多かった。もっとこの世界を知ってみたいという思いが強くなった。

 -練習してシングルとの違い。
 ほとんどしていない。まだ3、4回。全てが違い過ぎる。靴が違う。20何年間、人の近くで滑ってきていないから距離感の怖さは大変。ステップとかで互いが近くで合わさったときのスピード感や、1人では感じられないくらいの体の傾き。2人だからできるというのはある。

 

 -難しいだろうと感じるのは。
 たぶん全部。身長の差がなく、僕が小さいのは不利。そこを何とか生かせるようにしたい。リフトとスピンが大きな課題になる。まずは肉体改造から。バキバキになっているかも。1人で滑ってきた時間が長いので、癖が強い。フリーレッグの位置や体のラインを合わせなくてはいけない。

 -リフトは実際にやったか。
 やっていない。怖いので。陸の上からのスタートになる。

 -ショーでは浅田真央さんと。

 あれは抱えただけ。照れていた。


◇パッション系のダンサーに

 -22年北京五輪への思いは。
 アイスダンスを理解すれば、スケートがもっと広がる。最終的にはそこが一番だが、現役の競技者として2022年を大きな目標に掲げるのはすごく大事。簡単なことではないというのは互いに承知の上。そこを大きな一つ(の目標)として目指すのは、やるとなったときに一緒に決めた。

 -表現者として生きると言った。
 僕は競技かプロかの境目をなくしているので、そこに関しては特に違いがない。形としては競技者になる。競技者しか五輪を目指せないから。

 

 -順位はやはり意識するか。
 勝たないと五輪には行けないし、注目してもらえない。そこはもちろん意識していく。今はまだやってもいないし、やっていく中でどこを目標にしていくか。そのときそのときに互いに目指すところを決めていく。とりあえず大きな最終目標として2022年までというのは持っていたい。

 -どんなアイスダンサーに。
 パッション系。情熱的系なのかな。顔もラテンじゃないけど、ちょっと濃いめなので。いろいろな世界観を出せるカップルになりたい。

 -あこがれのアイスダンサー。
 めっちゃいますよ。(グウェンダル・)ペーゼラや、(エフゲニー・)プラトフの組。テッサ(バーチュー、モイヤー)、メリル(デービス、ホワイト)、パパ(パパダキス、シゼロン)も。

 

 -アイスダンスが盛り上がる。

 知ってくれる人、興味を持ってくれる人が増えて、自分たちの滑りで影響を与えられれば。日本ではシングルで上に行けないからダンスに移行するみたいなことが少しある。海外は最初からダンスを目指す。カップルを目指すことが引け目ではなく、プラスだと思ってもらえれば。五輪も団体戦ができた。メダルの可能性を高めるにはカップルが強くなることが必須。環境や意識が変わっていけば違うフィギュアスケートが広がるかもしれない。そういうきっかけに少しでもなればいい。

 

 

◇アイスショーではシングルも

 -シングルはやり切ったか。
 やり切ったというのはない。新しいものに興味が湧いたのが大きい。アイスダンスをメインにやるが、アイスショーとか1人で滑ることもする。シングルを一切やらない、ということではない。クラッカークラッカークラッカー

 -復帰時は北京を目指さないと。
 シングルはジャンプとかいろいろ現実的に考えて五輪でメダルを取れない、実力で目指せないというのがあった。アイスダンスでの(五輪出場の)可能性は少しのパーセンテージでもある。可能性としては相当大変だと思うが、そこを目指して一丸となってやっていくべきだと思っている。

 -シングルは全日本が最後。
 アイスダンスを今すぐにでもやりたいが、前回(14年に)引退したとき、中途半端にフェードアウトしていった感じがあったので、応援してくれた方々に最後の試合を先に知らせて次に進みたい気持ちがあった。全日本が一番、キリがいいので最後に。哉中ちゃんには我慢してもらった。

 -シングルで世界にとの思いは。
 なかった。現役復帰も世界に向かうためというより、また一からスタートさせたかった。(昨年の全日本も)演技は良くなかった。結果として2位というだけで、実力からすればシングルでは世界で勝てないと今でも思っている。世界を目指すよりも全日本選手権。そこはぶれなかった。

 -最後の全日本はどんな演技を。
 とりあえず3カ月間で必死に、精いっぱいやれるところまでのマックスを見せる。SPの4回転は曲的にもプログラム的にも無理。フリーでどこまでできるか、やっていく中で柔軟に決める。