「ハイ!から揚げ到着ぅ〜」
松郷が嬉しそうに言う。
「優、早く食べろ!アツアツウマウマだぞ」
言うが早いか、山崎は既に頬張っていた。
優の1軍昇格が明日火曜に決まって月曜日の休日に3人が集まりカラオケルームに居た。
「俺、いいわ」
「なんで!明日から1軍昇格だろ?前祝いじゃないか」
「だから…登板前に脂っこいのは食べないの」
「あれ?ユキさん、から揚げ好きでしたよね?」
「好み変わった」
「妊婦みたいな事言わないの。ほら、あ〜んちて」
山崎がふざけてから揚げを優の口に運ぼうとしている。かなり酔いが回っているようだ。
「ユキさん、何か飲みますか?」
「あ、俺ウーロン」
「何言ってんの?祝杯だろ?ビールに決まってんじゃん」
「お前は雅ちゃんコールが鳴る迄大人しく食べてりゃいいの」
「そうだった!今日は亜紀のお迎えの日だった!」
丁度、山崎の携帯が鳴りだした。
「ほら、リムジンが来るって」
優が携帯を山崎に投げ渡す。
「あ、亜紀?今終わった?分かった!今?レインボーに居る。優と3人な。会計済まして待ってるわ。じゃ、よろしくです。帰るぞ!」
「早ッ!」
「優は泊まりな?松郷は明日迎え忘れるなよ」
「ハイ!了解しました。いつも、ゴチになりますですぅ〜」
山崎の恋人でタレントの向坂亜紀がロケ先からからの帰り道で山崎達を自分の車に乗せ、翌日のロケに合わせて新幹線入口に直結の山崎のマンションに泊まる事になっていた。