わたしと夫神が契りを交わすに至ったおはなし④ | 毎日がメンタルオナニー

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悩むとは、実はしたくてしてる暇つぶしという。
つまりは心の自慰行為、メンタルオナニーなのね!
という視点から自分の悩みやもやもやを俯瞰して楽しむブログです。




前回の続きです。



それからは夫神と女友だちとして過ごしました。
連絡先の交換はしていなかったのでプライベートでの接触はなく、仕事中に目が合えばジョジョポーズで競ったりレディーストークをする程度。
深入りするつもりはありませんでした。
正直ギドラ相手では仕事がしにくかったので、セクシャリティがどうこうというよりは、職場の同僚として態度が軟化したのがありがたかった方が強かったのです。




後々夫神にきいたところ、➁で書いた飲み会の時にわたしが気になりだし、この頃にはもう好きだったとのこと。
わたしはそんな風に思われてるなど夢にも思わず、

「夫神には人知れず10年以上付き合っている男性がいて、その男性のもともとの恋愛対象は女性。
お互いずっと一緒にいたいと思ってはいるけれど、相手が親や子供をもつことに対して悩み始めていることに夫神は気づいていて、自分のしあわせと相手の気持ちの狭間で思い悩んでいるところ」

という謎の妄想をこっそりしていました。
こんな妄想して遊んではいるけれど、人には人の恋路があるように、夫神にも夫神にしかわからない恋愛事情があるのだということはわかっていたので、恋愛話をすることはありませんでした。




その均衡が崩れたのは突然でした。




ある日、夫神と女性スタッフとわたしの3人で仕事をしていました。
談笑しつつ業務を進め、ふとした隙間時間に夫神と2人になりました。
すると、さっきまでふざけて笑っていた夫神が急にモゴモゴ小声でなにかを言いだしました。
わたしは低い声がきこえずらいのでよーーく耳を傾けてきくと、


「豊平にさ、海鮮のおいしい居酒屋があるんだよねー…」


とおっしゃっておりました。
突然の態度変化に驚きつつも何言ってるかききとれたので、純度MAXの外面で、
「そうなんですねーニコニコ
と肯定的関心を寄せたところ、
モジモジと何か言いたげた表情の夫神。
どうしたんだろーと思いつつ、よくわからないけれど察して、
「みんなで行きます?」
ととりあえずお伝えした途端、パッおねがいと笑顔に。


「うん。行こう。」


とご機嫌に。
その時にふと思ったんです。



あれ、この人、わたしのこと好きなのかな。



根拠はないただの直感でした。
もともとエンパス強めなので多分そうなんだろうと思いはするものの…。



たしか、オネエさんだったはず…。



混乱しまくりでした。
そのあと、なんとなく仕事を進めながらキッチンスペースで洗い物をしていたら、夫神再登場。
まあ嬉しそうな顔しながら、


「絶対行こうね照れ


と言ってわたしにブドウを食べさせてるんるんで去って行きました。



ああこの人、わたしのこと好きなんだ。



そう確信しました。
顔に書いてあるってこういうことなんだってくらい好きが溢れちゃってて。
オネエさんだけど、同性もありなのかな。
もしかしてわたしが初の女性になるの?



とかいろいろ思いながら、その後の日々も夫神からの好きをびんびんに感じながら過ごしていました。 




続きます。