昔からよく考えていたことだけど、
自分の根源、成り立ちみたいなことを、もっと深く知りたいという欲求が強くある。
日本人としての自分。
どうやってこの世に生を受けたのか。
なんのために在るのか。
それを追求していくと、やはり神道に繋がって行く。
八百万の神。
すなわち、この世のありとあらゆる物に神が宿ってあると言う考え。
神は森に住み、森は杜である。
社は言うまでもなく、神様の住む場所。
太陽の光から、森や水や、土壌、様々な物が生まれ、それは常に循環している。
太陽の光を浴びて植物が育ち、森となる。
山に降る雨は万物の命の根源の水。
川となりやがて海に流れ、魚介類を生み出す。
完全な循環型社会だ。
日本人の神に関する信仰心というのは、そのように自然に向かっていた。
絶対神を持つ他の宗教とは意を異なる。
さらに神仏習合。
他の神を許さない他の宗教とは違い、日本人には当たり前に神様と仏様が共存している。
日本人独自の、他人の考えを受け入れるという、おおらかな自然体。
そんな日本のあり方や日本人が好きだ。
そして還暦を迎えた今年。
それらを確認する旅に行こうと思っている。
お伊勢参りと熊野詣で。
今から楽しみでしょうがない。