死別父子家庭として、長女5歳、次女3歳から、一人親で娘達を26年間育てて来ました。


長女は高校教師として都立高校に勤め、都の職員となり、一昨年には高校の同級生と結婚し、完全に私の手から離れました。


残された心配は次女のこと。

教員免許を持っているので、私立の小学校や公立の非正規教員として働いていますが、

親としては、やはり公立の正規教員となってもらいたいと願っていました。


今年29歳になった次女は、過去5年、県の教員採用試験を落ちていて、次女には無理なのではないのかと、心配していました。


しかし、私には妻から娘達を独り立ちさせるというバトンを受け取っている使命があります。

辛抱強く、試験を受けさせてきました。


そして今年、ようやく試験をクリアし、来年度から正規教員として働くことが決まりました。


それは私だけでなく、家族や、今までお世話になってきた親戚や友人達の喜びでもあります。


次女が現在勤めている小学校の校長は、高校時代に私とバンドを組んでいた仲間です。

高校からの飲み仲間は、中学や小学校の校長になり、次女が合格するのを待ち構えていました。


今年定年を迎えるみんなには、間に合わなかったけれど、安心させることが出来ました。



私自身、残された課題だと思い、次女の合格の報告を待っていたのですが、ようやく念願が叶い、

肩の荷が降りた感じです。



これで娘達は私の元から、完全に巣立って行きます。


私は使命を果たした満足感でいっぱいです。