非常勤として、デザイン学を教えているのは大学二年生と高校三年生。
大学生を教えるのは6年目、大学二年生、また二十歳を過ぎていることもあり、
自分で進むべき道を調べて、
問題解決していくことができるのだけど、
高校生となるとそうはいきません。
高校生を教えるのは2年目で、
いまの三年生が二年生の頃からの持ち上がりで、
顔を見知っている仲です。
彼等は新設された情報コースの一期生であり、
彼らの進路は、学校の来年度からの新入生数に大きく影響するため、学校からの期待も大きいです。
そんな三年生の授業の中で、現在では進路指導が専ら優先順位一位です。
今日はある女生徒から専門学校へのAO入試の相談を受け、ある男子生徒からは大学の指定校推薦の、提出書類の書き方について指導しました。
全員、嬉しい事に、私と同じ業界を目指すとのことで、
後輩を育てるために教えるという目的が叶えられていく感じがします。
みんなここから羽ばたいていくのだな。
でも、中には家庭環境から、自分の意にそぐわない進路を選ばなければならない生徒もいて、その携わり方が難しいなと思っています。
そんな三年生、まだまだ子供と思っていた生徒たちが、先週の一年生との合同授業の時には、後輩たちを引っ張っていくという姿を見せてくれました。
やはり高校生の2年間というのは、成長過程において大きな時間なんだと感じました。
その一年生は来年から二年生になり、私の科目を受講する事になります。
今の三年生の倍の人数がいるので、細かい指導が出来るか心配なところですが、
その先の来年度の入学希望者はさらにその倍になることも学校から伝え聞いています。
事務所の仕事も抱えながら、かなり大変なのですが、生徒の将来のために、少しでも良い時間にできれば良いなと思います。
三年生卒業まであと半年、自分の精一杯を教えたいですね。
さて題名の進路相談ですが、自分の時にはこんなものだったかな?と、自分の高校時代を想いだします。
もっといろんな選択肢を考え、そこを目指していく感じは、昔の方が厳しかったかな。
娘達の時代、10年少し前ですが、やはり今よりも目標を定めていた感じがします。
それは終身雇用とか、コロナからのオンラインとか、働き方改革とかいろんなことが関係しているのだろうけど、これで将来を決めるという覚悟が、昔よりもなるくなってるかなと。
それが良いことかどうかわからないけど、日本の古くからの風習から、少し抜け出てるようなイメージを生徒たちから受けています。
ただ、自分の将来に希望が持てない世の中にだけはなってほしくないなと思います。