打合せ先に15分ほど早く到着したのでブログを書いています。

 

クリエイターとして、

日々、たくさんのモノを生み出していく宿命なので、常にプレッシャーがかかってきます。

 

すでにオープンさせた店舗や施設、

人々の道案内をするサイン計画、

さまざまなことを紹介するポスターやWEB、広告などもそう。

 

仕上がった後にもやはり責任はあり、

店舗やパッケージデザイン、広告などだったら、その後の売上は必ず確認するし、もし伸びてなかったら反省点を探します。

 

サイン計画も間違った誘導をしていないか、情報を集めるし、

施設では事故が起こらないか、日々心配になります。

 

生み出した者の責任。

 

生み出していくことは、そういう重圧が蓄積されていくということで、

決して通り過ぎていくものではありません。

 

 

今、ある観光博物館施設の現場が佳境に入っています。

設計者の私の手からはある程度離れ、現場の人達に委ねられたものの、

設計デザインしたものの許認可を取得する必要があるので、さまざまな公的機関に出入りしています。

 

そこで告げられることは、かなり重たいものも多いけど、安全のためにそれは当たり前のことと考えています。

 

また全国からお偉いさんが集まるサミットのようなものの会場計画をしています。

県のさまざまな施策をアピールする絶好の場だけに、各部署の担当者も必死で自分達の考えをぶつけてきます。

 

そして私はそれにすべて応えていかなければならない。そしてこれもデザイナーとしては当たり前のこと。

 

当たり前のことが積み重なり、

重くのしかかってきます。

 

まだそれらの仕事が進行中だけど、

新たな物件に取り掛からなければなりません。

常に20くらいの物件は抱えているのです。

 

新しく出来る都内のおもちゃの美術館のモニュメントのデザイン。

これはデザイナーの仕事?と思うような依頼だけど、私のアート的センスを見込んでの依頼だけに、断ることもできません。

 

そしてわたしの先輩にあたる超大物デザイナーのさまざまな商品を販売するショップのデザイン。

こちらも夏にオープンとのことで、急ごしらえで考えなければなりません。

 

 

一見して楽しそうな仕事だと思われるのだけど、

そこには大きな期待と信頼と、そして野望などが織り混ざって、私の肩にのしかかってきます。

 

確かに楽しくてやり甲斐のある、達成感のある仕事だけど、

裏返すと、相当なプレッシャーが心に負担をかけてきます。

 

仕事から離れる時間を意図的に作らなければ、心が押しつぶされてしまいます。

 

産みの苦しみは、私だけでなく、多くの人が抱えています。

右脳が悲鳴をあげているのがわかります。

脳の疲労感が半端無い。

 

みんなどのようにしてそれを喜びに変えていくのか?

今は頑張り続けるしかないのですね。