今日はある施設を開業するために必要な書類作成のために、
役所や消防や保健所や、いろんな場所に訪問しました。
もちろん民間のような融通が効くわけでも無いので、さまざまな指導がありました。
その内容を施設に反映しなければならないというプレッシャーをかなり浴びてきました。
それはしょうがない話しで、
例えばその施設で火災が起こった場合、その対応をしっかり取っていたかどうかという、
人の命が関わる問題なのです。
だから公的機関の人達も真剣だし、
私もそれを自分内に留めておかずに、係る人全てに伝えて反映しなければなりません。
そこで難しいなと思うことは、法令遵守と販売促進は結構な割合で相反するものだというところです。
景観法然りで、世界遺産や日本遺産では、建造物や屋外広告はかなりの規制を受けます。
結局焦茶しか使えないじゃんという話しです。
そんな場所に行くと、たしかに茶色の看板しか見えない。
それは営業する側からすると、自分の顔を失ってしまうようなものだからです。
セブンイレブンの緑やオレンジ、ローソンの青などはその色彩で特徴を出して、遠くからでも視認できるようにしているのだけど、景観地域ではそれが出来ない。
建造物も特徴ある色彩や形体を作ることは難しい。
そうなると規制の意味も疑いたくなります。
自分も審議員として、
そのガイドライン作成に携わってきただけに、
しっかりと法令遵守しますが、
これで良いのか?と葛藤します。
ルールの中で作られるものに感動はあるのか?
どうしてもはみ出したくなります。