良いドラマというのは、いつまでも心に残りますね。


あまりテレビを観ない私でも、アンテナだけは張っていて、自分に興味深いドラマはチェックします。



2015年のコウノドリもそんなドラマでした。


人間の一番大切なところ、

次に残していく伝えていくという、赤ちゃんの誕生の話し。


正直に言うとこのドラマを観ることが怖い感覚もありました。

それは自分の過去を掘り起こすことに繋がり、思い出したくないことまで記憶を呼び戻されるのではないかと言う怖さです。


すべてを観て思ったことは、記憶を戻してくれてありがとうということでした。


私は妻を失ってから、間違いなく子供達を一番大切に生きてきた。

そのために失ったこともあるけど、それ以上のものをもらってきました。


それは、子どもの専門家だった妻でさえ大変だった出産を経て授かったこの命。

自分はバトンを受け取って、子供達の成長を見てくる事ができました。

こう書くと、子供は母親父親の2人が同等に育てるんだって、四宮先生に怒られそうだけど、

この時には間違いなくそう感じていて、

でも子育てに母も父も無いんだって思い知ることになるのです。



一瞬一瞬、入学や卒業、受験や成人式や結婚式、

この上ない達成感を得る時に、妻がいないのは寂しかったけど、私はそれを見届けてくることができた。


そんな大切な時間を思い出すことができました。


その時間を経験した私は、現在、同じ苦しみを今経験している人達に何を伝えられるだろう。

ここを乗り越えたら、素晴らしい世界が見れることを伝えて行きたい。

そのためにこのブログを書いています。


土井裕泰監督始め、スタッフの皆様、いまさらながら、素晴らしいドラマをありがとうございました。


今はディズニープラスで再び拝見しています。