今日は、というか毎日のことなのだけど、
仕事と家事と、ギリギリのスケジュールを組みながら動いています。
例えば、自分の今日のスケジュールを見ると、
朝は家族の朝ごはんを作り、自分の準備をして、8時45分、デイサービスの迎えで母を見送ってから
昼飯の準備。
9時から仕事開始し、12時に帰ってくる母をお出迎え。
母と昼飯を食べ、13時から現場へ向かう。
現場はギリギリ17時まで作業し、帰宅。
夕飯の準備に取り掛かり、19時までには食べ終わらないと気がすまない母の夕飯を済ませる。
若い頃、自分でスケジュールを作るのことが出来なかった時代には、考えられない時間管理です。
しかし、母に夕飯を食べさせた後は、
仕事でも自分の時間でも自由に使うことができるので、息が抜けます。
ただ日中は、どこかでつまづくと、予定が達成できなくなる。
例えば今日の現場でトラブルがあったら、
夕飯は間に合わなくなるわけです。
年老いた母は心配とイライラとで平常ではいられなくなる。
だからミスは許されないというプレッシャーは常にあって、
だけど何が起こるかは想定できないものです。
慎重に慎重を重ねて、綿密に現場と向き合います。
これは今に始まったことではなく、妻を失ってから、ひとり親で2人の幼い子を育てていた26年前から続いてきた習慣です。
今の私の生活は、介護と共にあって、それは当たり前のこと。
文句も愚痴もなく、それは生活の一部。
母には、ひとり親での子育てを助けてもらっていたから、
恩返しというか、感謝の気持ちでいっぱいです。
ほんとはもっと楽をさせてあげたかったのだけど。
ただ、自分に何かあったらバックアップがいない、そういう怖さは常にあったものの、
でも最近では、私がいなくなっても、
子ども達が成長してけれてたので、
きっとなんとかしてくれる。
そういう安心感も出来てきました。
そんな中だけど、ありがたいことに仕事は尽きることがありません。
今日は1年間悩ませられた現場が完了しました。
リノベーションのテーマは、重たく使いにくい閉塞的な空間だったこんな状況から、
見通しがきき快適に息のできる、
商談や休憩で活発な交流をしてもらうための、
フレキシブルで使いやすい空間。
施主である県からは、お褒めと感謝の言葉をいただきました。
この感謝の言葉をもらうために、どんな苦労もいとわない。
仕事はどんな状況でも、受けたならばちゃんと納める。(受けるまでのハードルが高いと言われますが😅)
それがデザイナーとしてのプライドです。
年度末はいくつもの物件が重なり、
私事でミスが許されない自分には、相当なプレッシャーがかかりましたが、
少しずつ肩の荷が降りていきます。