海老蔵さんが更新したブログで
「胸がしめつけられ 目覚め 胸を抑えると 大きな大きな穴が空いている
言葉に文字に出来ない喪失感、あの日から涙のでない日がないです、、」と書いています。
妻の死から1週間ほど経った時、私はどうだっただろう。
20年前のことなので、記憶はとても薄くて、さらに辛い記憶を消そうとする脳の働きもあって、いまいちはっきりとしたことが思い出せない。
ただ、、、仕事することで、その時間だけでも気が紛れるようなことをしていたかと思います。
葬儀の翌日も会社に行き、みんなに驚かれた。
だけど企画もデザイン作業も、事務も手につかなくて、
以前から気になっていた汚れた会社の壁を、白いペンキで塗った。
1週間ぐらいペンキ塗りをして、5階の壁、15Mぐらいを塗り尽くしていた。
ただただ黙々と。
涙がふいにでてくるので、サングラスをしてる姿は、お客様には異様だったかと思う。
保険や年金やお墓や、様々な手続き。
市役所などは会社のそばなので、たぶん行いながらだったと思う。
さらに海老蔵さんのブログでは、「幼稚園で皆が知っていたため、麗禾ちゃんは『辛かったらしい』。」
「でも それでも行くという娘の強さに涙する朝です…計り知れぬものがそこにある」と明かしました。
同じ5歳だった長女も幼稚園に通園していたな。
12月だったから、卒園を3ヶ月に控えていたし、小学校の入学準備もしなければならなかった。
娘の小学校入学準備に関しても、私はすべて妻に任せていたので、
何もわからない自分に、情けない気持ちでいっぱいだった。
海老蔵さんの娘さんも、来年は小学校入学かな。
この時期は、失ったものの大きさに愕然としていて、
そして体のどこにも力の入らないような虚脱感。
人間としての芯が無く、意識もなく、ただの浮遊物のようなものだったかと思う。
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