初めての方は、ぜひ1話目から読んでいただけると嬉しいです↓
「出逢い編 〜中学時代〜」





「死別者の結婚」これは重いテーマです。
正解のないテーマです・・・人それぞれだから。

だから、「この人は再婚したよ」と言っても、他の人にも当てはまる事ではありません。

死別された方の結婚には、いくつもの壁が存在します。


一つ目は、「恋愛をする気持ちになれない」こと。

「亡くなった人が心に残っている」からです。

恋愛感情がオフモードであれば、恋をすることはできません。

事実ここで止まってしまう方が多いでしょう。

寂しさから頼る相手を見つけるかもしれませんが、

相手の度量がよほど大きくない限り、恋愛→結婚になることは無いでしょうね。

友人にやはり死別した女性がいるのですが、

この方は相手の器の大きさから恋愛になることができました。


このような例は少ないですかね。

大抵はどこかの壁にぶつかってしまいます。



二つ目は、相手が現れた場合の相手の方の疑心暗鬼です。

これは一つ目と被る内容ですが、

相手の方は、「あの人の心の中には前の方が住んでいる。私が入る余地は無い」と思ってしまうことです。

例えば死別した方の多くは、亡くなった方の形見を身につけているものです。

その形見には想いが詰まっています

それを赦せる相手の方は、残念ですが少ないです。

亡くしてから10年も経つと、亡くなった方は過去になっていきます。

忘れたくなくても、脳の記憶が薄くなっていくからです。

これから新しい生き方を見つけようとしても、

形見を手放すことは、なかなかできません。

それは亡くした人の存在を、生きた証を手放すのと同じことだからです。

それを認められる相手の方は、残念ですがあまりいないでしょう。



三つ目は、配偶者を亡くした場合ですが。

その方の家には写真やアルバムがあるでしょう。

亡くなった方の家具や服、日記や手紙、様々なものがあります。

それを片付けていたとしても、亡くなった方の匂いが染み付いています。

例えば本の整理の仕方だったり、食器の並べ方だったり、

子供のしつけだったり、日常の気がつかないところで、

亡くなった方の残したものが残っているものです。

仏壇がある家も多いでしょう。 遺影や位牌が飾られてるでしょう。

そんな家の中に飛び込んで行く勇気のある方は、少ないです。


四つ目は、友人や家族の視線です。

死別者よりも、お相手の方には相当なプレッシャーになります。

実際はそうではなくても、亡くなった方と比較されている。

常にそういう意識を持ってしまいます。

亡くなった方の周囲の評判が良かったら、いっそうの重圧がかかります。

これに耐えられる方も少ないでしょうね。 




五つ目は、子供がいる方です。

 

子供が相手の方を親と思うことができるか?

 

これはドラマなどではネタになることが多いですが、実際にはかなり難しいことです。

 

子供が小さい時から一緒にいれば少しはいいかもしれませんが、

 

大きくなって自我が芽生えたり、思春期だったり・・・

 

子供と向き合うことができる、子供から親と認めてもらうためには、かなりの努力が必要となります。

 

これは離別の方にも言えることですね。

 

 

 

六つ目は、・・・・長くなりますので、この辺にしておきます。

 

壁はこれだけではありませんね。

 

しかしそれを乗り越えて、結婚され、生涯をともにする方達がいることも事実ですね。

 

 

人それぞれです。

 

どんな道を選ぼうと、それで幸せになるのであれば間違いではないと思います。

 

 

番外編、横道にそれた投稿でした。

  

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