自分分析:テテとティミー 1995年12月生まれの2人の『T』 | cavaさんのこと

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メンズファッション誌『VMAN』の公式Instagramで、テヒョンがパリ滞在中のときに撮影されたインタビュー動画を観た昨日、
偶然、ティモシー・シャラメを取り上げた動画を観ていた。


いまではプリンス・オブ・ハリウッドとも呼ばれているティモシー・シャラメ(Timothée Chalamet)、2017年に公開された『Call Me by Your Name』で名が知れ渡った俳優。

父親がフランス人、母親がアメリカ人の二重国籍を持ち、日本での愛称はティム、ティミー。


随分前から観ることを後回しにしていたこの『Call Me by Your Name』、テヒョンがおすすめしていたことを去年になって知り、やっと重い腰をあげて手を伸ばしてみたら、とんでもなく素晴らしい世界観とティミーの魅力に一発KO負け。



『VMAN』が公開したインタビューで、テヒョンがショーで羽織っていた、あの記憶に残る赤色の革ジャケットは、自分で選んだと話していた。


そうだったのかあと、なぜ選んだかの理由と合わせながら振り返っていたとき、


そういえば、ちょうど同じタイミングで観ていたティミーの動画でも、同じようなことを聞いたなあと、テヒョンこと愛称テテとティモシーこと愛称ティミーの共通点の多さを、頭の中で数えていた。


わたしが観ていたティミーの動画は、ティミーのファッション特集。祭典で歩くレッドカーペットから私服姿まで、前から注目していた彼のスタイルは、なんとスタイリストさんがはいっているわけではなく自分で決めているんだとか。

数々の祭典で披露するファッションは、自らデザイナーさんに連絡をして依頼しているらしい。

いくらファッション好きと言っても、あの感度にはため息が出る。


素肌に羽織ったジャケットや、PRADAのナイロンのセットアップに合わせて胸元に付けたダイヤとルビーがあしらわれたブローチは、カルティエのヘリテージピース。

性を感じず型にはまりきらないスタイリング、アンティークを取り入れる本物への嗅覚。


この説明、主語をティミーからテテに入れ替えてもまったく違和感がない。


パリに旅立つ空港でも、カルティエのヴィンテージ時計をつけて、メンズでは珍しい5cmヒールのブーツを違和感なく自然に履きこなしていたテテ。



同じ1995年12月生まれ。テテが30日、ティミーが27日。

182cmと、ややティミーのほうがテテよりも背が高いながらも、背格好はほぼ同じに見える2人。三白眼、黒髪の巻き毛、芸術品のような彫刻顔。

誰とでも飾りっ気なく接する愛されキャラと少年のようなやんちゃさに家族好き、頭文字が「T」ではじまる名前。


ここは絶対にはずせない、全体から滲み出る独特な空気感。儚さと品格、限界を知らない艶やかさ。


この2人を見ていると、胸の谷間も極端にくびれたウエストも、綺麗に巻かれた巻き毛も霞んで見えてしまう、恐るべき2人。



数時間前に、ティミーが主演している映画『Beautiful Boy』を観た。心に空いた穴を埋めるかのように、クスリに依存していき再生にもがく息子と父親の姿を描いたお話。実話が元になっているからノンフィクションのようにも感じる。


ティミー演じる息子ニックは、明らかに悪の匂いが漂う容姿でもなく、ごく ”普通” に見える青年。

一見周りからは普通に見える生活に闇が襲ってくるさまを演じるのに、ティミーほど適役はいないと思わせる。静かに忍び寄る狂気と崩壊。


わたしの人生に急にあらわれた途端、心を奪われた「T」を持つ2人。


共通点が多い中、なにが違うんだろうかと考えてみた。



ティミーがみせる哀愁はスクリーンの中だけの期間限定に対して、テテがみせる哀愁は消滅しなさそうな終わりがみえない無期限さ。


見るもの聞くものすべてが新鮮な子どもが、「それはダメ!」と大きな声でオトナたちから言われたときの、驚きと悲しさで動きが止まる瞬間と、「それはいいね」と優しく褒められたときの、無邪気に喜ぶ瞬間。


こういった瞬間が、テテには無期限に続きそう。


テテは、自分は体温が高くて暑がりと言っていたけれど、真夏でも手足が冷えるとふいに悲しくなって眠れなくなってしまいそうで、頼まれてもいないのに、そうなってはいないかと、ひとり静かに気になってしまう。




<本日の診断>

テテとティミーをみていると、性別ではなく人間としての美を目指したくなる。


ボブ・ディランをティミーが演じる予定だった映画の撮影が、コロナの影響で延期になってしまったらしい。

アーティストを演じるティミーをぜひ見てみたいから、公開を願う。


このスーパー級の2人が、いつか共演する日が来るだろうか。もし実現したらいったいどんな世界が待っているのか、想像できそうでいて、そんな想像なんて軽々飛び越えてきそうだから、やっぱりまったく想像できない。