宝塚大劇場『GOD OF STARS-食聖-/Éclair Brillant』 | まいにちごろり

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ヅカファンによる
宝塚歌劇の記憶を
留めておくためだけの
徒然草のようなもの

ミュージカル・フルコース『GOD OF STARS-食聖-』作・演出/小柳 奈穂子

スペース・レビュー・ファンタジア
『Éclair Brillant(エクレール ブリアン)
作・演出/酒井 澄夫





一度も見られないことも覚悟していた

星組トップコンビ退団公演。



唯一取れたチケットは

宝塚大劇場の千秋楽! 



友の会様は友になってくれました。

二次抽選でも千秋楽って当たるのね!




さて、一幕はコメディ。


デカ包丁からせいろの中身のレインボー餃子まで。ポップでカラフルな小道具たちに目を奪われました。当て書き、セリフ、退団公演にこれは嬉しいだろうなと思える内容。小柳先生のお力。そして演者たちのパワー。


二幕は エクレーール ブリアーーーン と流れるように迫ってくるメロディ。

酒井先生とさゆみさんの相性ってとてもいいなと改めて。あんなに独特でハチャメチャに見えるさゆみさんこそクラシックな宝塚ってね。





若手と思いきやもう組を支える中堅になっている星組生たち。


今まではわざとらしいというか赤鬼赤太郎のように何してもクスクスというイメージだった瀬央


なんだかパッとしないなぁともどかしかったしどりゅー


実力はあるのに突出しないぴーちゃん


この公演はそんなみんなの成長も感じました。



次期トップのことちゃん、まだ伸びしろがあるみたいで驚き。あの子どこまで行くのかしら。


ひっとんはプロでした。102期であの安定感スゴツヨ。


プロトップコンビ“こっとん”も楽しみでーす。





なによりさゆみさん





みっちゃんトップ就任記念でガイズアンドドールズを観劇したとき、カッコいい!面白い!なんて人だ!と驚きどうしようもなく惹かれた男役 紅ゆずる



ガサツに見えても繊細で、ヘラヘラして見えても努力と気遣いを絶やさない。


なんて愛に溢れた優しい人なんだろう。


当たり役が多いのではなく、すべてを当たり役にしたさゆみさんすごい。



「清く、正しく、美しく、朗らかに」を体現する人だなぁと思うと、私の目は潤み、喉の奥がぎゅーっとなり、しまいには頭痛まで引き起こしました。笑 





どんなときでも、それこそさゆみさんがボロ泣きしてる横でもいつもニコニコしていたあーちゃん


何度目かのカーテンコールでさゆみさんの「あーちゃんが相手役でよかった!」の言葉。


そこで初めて顔をくしゃくしゃにしてポロポロ涙を流す姿を見て、あぁ、がんばったね、と。

こっちもボロ泣き…



トップとしてセンターに立つ人ってすごい。


倍率何十倍の中から選ばれた人の中のトップスター。


実力だけじゃない、運だけでもない、2700人の前に毎日立ち続ける精神力を養い、ここまで来たあなたたちは素晴らしい!と拍手喝采万歳三唱ですわ。





#forevertakarazuka

#美しいものをみることには価値がある