ショックだった






先日、「ハリルホジッチ監督の解任」を妻から聞いた。
耳を疑った。

私はこの解任が「正解」か「間違い」かを言うつもりはない。
なぜなら、これに答えは無いと思うし、
我々が期待するのは、ワールドカップの結果。

ただ、私はハリルホジッチ元監督の指摘、強化しようとしていた点に、賛成だった

日本に足りないものは何か?
ハリルは、「縦へのスピードと決定力」と言う。

この指摘は誰もが納得するのではないだろうか

(相手が詰めてくると横か後ろに回し、なかなか相手を崩せず、ゴールに近づかないと言うシーンをこれまでどれだけ見てきたことか。)
先日の試合でA代表初選出の中島翔哉選手が活躍をし、彼に「希望の光」を感じた人も多かったようだ。
彼はハリルの求める「縦に行ける選手」だ。

これに対して、日本の強みは「組織的なパスサッカー」。単純に縦へ行くサッカーではなく、強みを生かすサッカーを追求すべきだと言う意見もある。
私はこれにも共感する。

(どっちやねん‼️と言われそうですが
)

しかし、2015年、ラグビーのワールドカップで日本代表が世界のトップチームに勝ち、日本が歓喜に沸いたのを覚えていますか

あの時の日本代表がなぜ勝てたか

昔から、ラグビー日本代表のプレーは、サッカーと同じ、パスをつないで両サイドを広く使う戦術。
(体が小さいので、パワーで前に進むのは無理と考えられていた。)
しかし、この時、彼らがワールドカップ前に取り組んだのは、「日本人の弱点」と言われた「フィジカルの強化」

「劣るからと言って、その戦いから逃げていては勝てない。」



フィジカルが弱くて、パス回しばかり上手でも、相手は怖く無い。
フィジカルとパス回し、両方がそろうと、相手は止められなくなる、と言う考え。

これは、サッカーにも言える。

また、サッカーの場合、「パスサッカーは日本のお家芸」と言う人もいるが、日本のパスサッカーって、ヨーロッパや南米に比べてそんなに優れてる

私が試合を観る限り、パスミス、トラップミスは相手国の選手よりも目立つ気がしますが。(もちろん、アジアの選手よりは良いのだけど)
相手チームにとっては、この上さらに縦に突破してゴールを狙う強引さもなければ、全く怖く無い

いくらボールを回されていても、ミスが出るまで待っていれば良いので体力も使わない。
ボールを奪ったら、球回しで疲れた日本をスピードと力で振り切って、ゴールを狙えば良い。
実際に試合終了間際に点を決められてガッカリしたことが数多くあるが、殆どがこの展開だったのでは無いか。

日本が勝つには、これまで足りなかった「縦へのスピードと決定力」の強化が必要だ‼️
私は日本人なので、日本代表を家族のように応援している。勝ってほしい

ゆえに、日本の弱点を克服しようとしたハリルの解任は残念だ

今後は、西野監督のもと、弱点を克服し、持ち前のチームワークで活躍してくれることを期待したい






ところで、今回のハリルの解任、上記視点以外に、なんだか違和感が残る。
そこで、本件を「会社組織」で考えてみた

外国人の社長が年度決算に向けて会社のビジョンを掲げ、会社の弱みを克服して成績改善を試みた

しかし、決算の2ヶ月前の月の業績が思わしくなかった。さらに、新聞報道によると、社員は社長のビジョンは社員には合わないと言って反発し、社長と社員との間の信頼関係が崩れてきたらしい

と思ったら、取締役会が社長のいないところで、社長を解任した

社員の代わりはいないから、社長を変えた❓今度は日本人の社長だ。若手育成に定評があるし、日本人のことをよく知っているから大丈夫…らしい。

さぁ、決算は間近‼️泣いても笑っても、頑張るしか無いな‼️

頑張れ〜、日本‼️