【札幌・ウェルネス】金ちゃんのウェルネスからLINKSる!

【札幌・ウェルネス】金ちゃんのウェルネスからLINKSる!

フィットネストレーナー・パーソナルトレーナーとして約30年の活動してからこそのウェルネスのあり方・やり方を発信していきます。



日本のフィットネスクラブ業界はここ10年で大きく変化しました。



特に24時間無人ジムの増加と低価格化は顕著で、欧米型ビジネスモデルを参考にした展開が主流になっています。しかし、私はこの流れは必ずしも日本の健康課題に最適化されたものとは言えないのでは?と考えております。

まず前提として、日本と欧米ではトレーニングリテラシーに差があります。欧米では学校体育や地域スポーツ文化の中で「自分で運動を管理する」経験を持つ人が多く、筋トレやコンディショニングに関する基礎知識の保有率も高いと報告されています。


一方、日本では医療依存型の健康観が根強く、主体的な運動習慣形成が十分ではないという研究もあります。

特に中高齢者においてはこの差が顕著です。日本老年医学関連の研究では、運動継続率は


1.専門家の指導

2.仲間との交流

3.安心感


がある環境で高まることが示されています。

逆に無人環境ではフォーム不安やケガへの恐れが障壁となり、利用頻度が低下する傾向があります。


また高齢者の転倒予防研究でも、単なる自主運動より専門家介入型プログラムの方が身体機能改善効果が高いことが報告されています。


さらに心理的側面も重要です。フィットネス参加動機の研究では、中高齢層ほど「健康維持」だけでなく


1.居場所

2.コミュニケーション

3.安心感


を求める割合が高いとされています。つまり運動施設は単なるトレーニングの場ではなく、ウェルビーイングを支える社会的インフラの役割を持つ可能性があります。


低価格化そのものを否定するのではなく、自分に合ったサービスを選べる業界の多角化が必要でのではないでしょうか?


しかし、日本では「安さ」だけを軸にした施設設計は継続率低下や健康成果の限定化につながる可能性があります。


特にこれからの超高齢社会では、専門家サポート・コミュニティ形成・安全管理を組み込んだハイブリッド型フィットネスが求められるのではと考えています。

フィットネス産業の本質は「運動を売る」ことではなく、


「健康に生き続けられる社会を支える」


ことだと私は考えています。無人化と低価格化だけでなく、日本の文化や健康課題に合った価値提供へ進化できるか。


今こそ、これからの業界の大きな分岐点になるのではないでしょうか?