こんにちは!
秋の連休最終日
いかがお過ごしですか?
私はこの連休
久しぶりに時間を忘れて読みふけってしまう本に出会いました
天童荒太さん
昔々、ほんと20年近く前でしょうか
初めて天童荒太さんの本を読んだのが永遠の仔でした
確かお腹に長男がいた頃で、仕事を退職して暇になったことがあり、色んな本を読み漁っていた時期でした
この永遠の仔は、当時の私には、余りに衝撃的で、あまりに展開に勢いがあり、一気に読んでしまったものの、気持ちへのダメージが強すぎたため、その後天童さんの本を手に取ることはありませんでした
ですが先日、ほんとーにたまたま、一体何の巡り合わせか?
目についたのが、この天童さんの本でした
家族狩りという、これまた題名からしてすでに、かなりヘビーな作品でしたが、読んでみて私は良かったです
家族の形
色んな家族がいて
色んな家族の形がありますよね
一緒にご飯を食べるか?食べないか?
もですし、リビングで一緒に何かをして過ごす時間があるのか?ないのか?もです
ここ近年の、『一人に1台のスマホ』が主流になりつつある時代の流れによって、余計に家族の多様性が広がった気がします
また子育てに関しても
子育ての方向性をどうするか?
我が子とどう接するか?
どんなスタンスで?
どんな距離感で子育てするか?
色々ですよね
ただ家族の形態はもちろん、子育ての仕方、考え方に関しても、核家族がこれまた主流になった今、そういうあり方?みたいなものは、親であり、各夫婦の意思によって決められているものだと思います
『親がどうあるべきか?論』はさておき、確実に言えるのは、自分で絶対に選べないものが親なんだということで、それを私はこの本を読み、改めて痛感させられました
この本はあくまで、一部の、突飛で、特別な家庭、家族を題材に、フィクションとして描かれているものではありますが、これが現実に絶対起こり得ない話ではない事もまた、残念ではあるものの、事実だと思います
実際の現実では、当たり前ですがこの話に出てくるような『狩り』は行われていないですが、この本で描かれている『狩られる可能性がある家族』が存在しいる可能性は、ゼロではないのでは?と思ってしまいました
最悪だと自分が思っていたとしても
今の自分以上にひどい環境、辛い境遇の人もいるだろうことを思い
今当たり前にあるありきたりの毎日に、
『色々大変だ』とついぼやきたくなる子供との関係に、
そして私が願っていたような『親』では、決して、全然、全くなかった私の両親にさえ、
感謝だなと思えた本でした
激重な内容、激シビアな問題を扱った本ではありますが、興味がある方はぜひ秋の夜長にいかがでしょうか?
私同様、日々の不満がちょーっと引っ込み、目の前の我が子を、思わず抱きしめたくなるかもしれません
今日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました

今回図書館で借りて読んだ都合上、
4冊しかうつせませんでした💦
(第1話は返却済📕)