月曜日は習い事で、都内まで行きます。


日が落ちるのが早くなりましたね。

風が吹き抜ける帰宅ラッシュのホームから

見上げると、夜空にまんまるのお月様。


確か去年も同じ光景を見上げて

綺麗だな~って

早く夫と猫の待つお家に帰らなきゃって

少し焦る気持ちで見上げていたのを

思い出しました。


去年までは、普通だと思ってた

かけがえのない安心と幸せ。

おかえり~って迎えてくれる人がいる。

足もとに擦り寄ってくれる猫の温もり。

両方共、今はもう、思い出の中。


首に下げた夫の結婚指輪に

人差し指で触れながら

今から帰るねって、心の中で呟く。


見上げてるお月様の上に

夫と愛猫が腰掛けて、私を見て笑って

気を付けて帰って来いよ…と

言われてる気がして

ホームで涙が溢れました。


私、今日も頑張って生きたよ。

あなたが背中を押してくれたから

始める事が出来た習い事。

やめてしまおうかと何度も思ったけれど

なんとか続けられているよ。

私を気遣ってくれる、優しい友達に

助けられているから。


お月様の上から見てくれてるんだよね。

ちゃんと無事に帰るからね。

待っていてね。