10時のスタート,5分前くらいに家族にバイバイして,
一番後ろの「とりあえず完走目指す」のようなところに並びました.
今回の目標は完走です.

20秒前,10秒前のアナウンス,そしてよく聞こえなかった号砲,スタートです.
昔と違ってタイムを狙っていないので,全く緊張感がありません.
しばらく歩き,スタートラインのあたりからゆっくり走り始めます.

コースは,最初にトラックを1周します.
一番外を走って子供達を発見,子供達はパパを追いかけてトラック外を走りきます.
1/6周くらい遅れながらも走ってついてきたでしょうか.
後ろを見ると息子が転んで,お姉ちゃんたちに助けられていました.
コントやドラマのようです.

久しぶりのフルマラソン,ペースについてあまり考えてきませんでした.
普段,ジムでは,1km6分ペースで普通,5分半がちょっとしんどい,
5分は無理~って感じでしたので,最初の20kmくらいまでは6分/kmが
いいのかなぁと思っていましたが,ゆとりを持って7分/km,でもそれ
だと最初の関門に引っかかるし...

最初の数キロは距離表示を見つけられませんでした.
およそ1km辺りかなと感じる辺りで,周りの人たちのGPSの装置がピーピー.
それで1km~3kmあたりまで距離を確認していました.
時計を見てみると,1kmが5分半ちょっと.
う~ん,悩みます...快適なペースだけど,普段の練習からは速すぎる.
体の調子にのみ任せて走ったら,5km通過が28分強,キロ5分40弱.

実はこのラップタイム,個人的にはちょっといや.
そのままいくとサブ4ぎりぎり=性格的に無理して苦しむこと間違いなし.

はぁ,と思いながらもあえてペースを落とす必要もないだろうと
その後も,無理なく走り続けました.

10km通過,5kmラップ28分弱,次の5kmは28分.
まずい...

15km過ぎた辺りで先頭ランナーがくるとのアナウンス,
川内選手,とんでもない走りで一瞬ですれ違いました.
世界の走り,半端ない.
そして筋肉も半端ありません.
100mもついていけない感じでした.
その後,2位集団とすれ違うまで6~7分あったかと思います.

17kmあたりで左に曲がると,向かい風.
人の盾,あまり効果がなさそうでしたが,しばらくの間,
でかい人にぴったりくっついていました.
そして「ゴールで鮭が待っている」のメッセージ.
うんうん,今回はそれが目的.

20kmのあたりでは少し疲れが出始めました.
スタート前から右ふくらはぎに違和感があり,それを
カバーしてたのか,左太ももにも少し痛みがでてました.

20kmを過ぎるとメインの道路に戻って左折,そこから
500mくらいで折り返しになるので,その区間は数分前を
走るランナーとのすれ違いとなります.
今回,職場の知り合いが出ると聞いてたけど,彼の実力はほとんどしらず.
確か今年の伊達ハーフで2時間越えていたような.
そばにいるかなぁ,と思ったら,すぐに前方からやってきました.
「XXさん!追いかけますね~」と声かけ.
1kmまではいかないけど,結構前にいました.
少しやる気が出ました.

25km辺りから疲労感が気になります.
それでも5kmのラップは,27分半,その前5kmが28分.
う~ん,やっぱりそのまま行くとサブ4狙えます.
30kmまでの5km,27分半弱,ここまでのベストになってます.
昔読んだ本では,これでよかったのかと思います.

始まりました,苦しい苦しいカウントダウン.
あと残りたったの1/4だ,いやあと1.5km走らないと1/4じゃない,とか
残りたったの12km,ん?1時間以上走るんだぞ,たったのじゃないじゃん,とか
あと近所の学校の周りをたったのXX周じゃないか,それなら..楽かな?,など
頭の中は,いかに苦しみを軽いものに置き換えようかとフル回転,
しかし現実的な自分は,なかなか苦しいことばかり考える始末...

少なくとも前方にいる知り合いに追いつこう,と,25kmを超えてからは
はるか遠方に水色のシャツが見えるたびに,あれかな~,あれかな~と
人探しで追い抜きモードです.
期待してたのに違う人ばかりで,がっかりしっぱなしでした.

35km地点を過ぎて,すぐに本人に遭遇.
歩いたりゆっくり走ったりの状態のようでした.
「お疲れさん!苦しいよね.もう足痛いし限界ですよ~」
「同じく...今回はサブ5かな...」
「いやいや,何いってるの.残りキロ6分で走ればサブ4ですよ」
「それができればね...」
「じゃ,頑張ってきます!」
「お疲れさま~」
と,ゆっくり走りながら軽く会話をしてすぐさま先に行きました.

ここまでくると,1キロあたり30秒落としてでも,走り続ける
ことすらなかなか難しいように思います.
かなり必死で走って,この5kmが28分30秒強,少しだけど落ちてます.
知り合いの先を行って見られてる,ということと,サブ4を狙える,
という2つだけで根性出して,苦痛に顔をゆがめながら走り続けました.

残り7kmからのカウントダウンのながいことながいこと.
35kmの計測地点を過ぎてから,残り7kmの看板まで200mしかないのに,
その間は,はるか長い距離を走ったのように感じます.
その後も,走行距離のkm表示,そのしばらく後の残りkm表示,
この間が本当に200mか?と思うくらい長く感じます.
40km地点,5kmラップ29分強,かなりきついです.

全身だるい,足いろいろ痛い,腕も疲労がすごい,苦しい,
でもここで歩いたら何かがダメになる,なんだかわからないけど
走り続けなければいけないのだ,と,よくわからないまま,
苦しみに耐えながら,ひたむきに腕を振って走り続けました.

40kmすぎて曲がって,向かい風の中がむしゃらに走って目に飛びこんでくる
スタートの競技場,トラックの入り口で子供達が待っていてくれてました.
元気に応援してくれる子供達をみて,ラスト1周気力を振り絞りました.

ゴールタイム,3時間58分24秒,ぎりぎりサブ4でした.
全ての力を使いはたした感覚,それと逃げようのないふくらはぎの
痛みを感じながら,ゴール付近の芝にねっころがっていました.

昔から比べるとはるかに遅いタイム,でも自分をほめれる内容だったと思います.
無理してでも参加してよかった.

沿道の応援,特に35km過ぎてからの応援に支えられました.
ありがとうございました.