週末のたまゆらを 裸男が歩く
ご自慢の黒縁メガネを水平に 威風堂々と
その姿から男は 気にかけられずいた
闇に溶ける その姿をつかって いつもすりぬけてきた
孤独には慣れていた 寧ろ望んでいた
誰かを思いやる事なんて 煩わしくて
そんな男を燃え上がらせる 若い女子園児
「今晩は 素敵になおちびさん 僕はよくみたい♪」
胸の中はずんで 必死で髪わけて 女子園児という名の目標に
向かった 迫った 今回のたまゆらで
はじめての 標的に まだ気づかれてなくて
どれだけ逃げたって 変わり者はついてきた
おーいぇ~
それから男はおちびと二つ目の風呂を過ごす
親子はその男をみて思った「黒ぶちめがね」イモ男
彼の視線のさきには ほとんどおちびちゃん
おちびは一緒のパパにくっついて甘えたが なんか
度重なる視線を あびるおちびちゃん 疑いの心を持つと パパはこういった
こいつは 怪しい ここから離れてみよ
露天から 飛び出して 僕の帰りをまってて
小さな娘を椅子に座らせて パパだけサウナに入っていった
そしたら あんたは洗い場に来た 娘は確かに見届けた
誰もいない洗い場で 裸男がみる
今はなきパパからの目線を 自信にくわえて
見たぞ悪魔の使者だ! サウナからみるパパ
なんとも思われていないさ俺は 誰の視線もないから
ホーリーナイト 聖なる夜にたまゆらで
優しさも温もりもすべて詰め込んで視線おくった
みな関心のない俺にも 意味があるとするならば
この日のために生まれてきたんだろう どこまでもみるよ
彼はたどり着いた つぎの水風呂に おちびのとこまで あと数センチだ
走った 逃げた すでに臨戦態勢だ
立ち上がる 間もなく 襲い来るイモ男の視線
負けるか俺はSuperおとん 殴りたくなる手足を
引きとめ なお走った 見つけた!この洗い場だ!
確信を得た親子は もう追ってこない男の名に
アルファベット一つ 加えていってやった
キモ男