ワイパーを作動させる前に、ウインドウウオッシャー液を吹き付けてと、・・・・・・



二つのノズルから液が2本ずつ、計4本出るはずが、一番右端のものは出ない。
つまり、一番肝心な運転席の真ん前が出ないのだ。
う~む。いつもなら、整備に出すところではあるが、このところ自分でやることを目指している・・・
どうするか。方法は?
いろいろネットで調べたら、
1.ボンネットを開けて、ウオッシャー液を送るパイプを外し、ジェットエア吹きつけで直る。
2.ウオッシャーノズルクリーナー(204円~274円のものがPIAA HAN 012という名で出ていた。)を買う。
3.整備工場へ。(くれぐれも針やなんかで不用意につっつくと、穴が広がったりして、ウオッシャー液が下手な方向に出るようになるかも、ということである。)
などが、アドバイスであった。
しかし、最近は、自分で考えることにしている。
突如ひらめいたのは、いつも愛用している「歯間ブラシ」だ。
家にあるのは、太さが、M, S, SSS(極細)と揃っている。たぶん、このSSSなら極細だから、いけるのではないか?
そこでまず、詰まっているノズルを懐中電灯の光でよく見えるようにしてしっかり見たら、
やはり、他のは黒い穴だが、詰まっているのは白い砂粒のようなものが見えた。
そこで、まず極細の歯間ブラシを静かに差し込んでみたら、ちょうどよい太さだったらしく穴に入っていった。何度か抜き差しして、ウィンドウウオッシャーレバーを引いてみる。
おおおおお!!!!! 直った

全体に、思いついてから10分以内で修理完了です




これだね、こういうように、車は自転車と同じく、自分で直すというのが一番楽しい。
今まで、全てディーラーや整備工場任せで、どうも車を何か特別なものとしてきたけど、
本来、自分の移動のための道具じゃないか。
自転車のように、自分で出来ることは自分でやっていきたいね。
ついでにエンジンルームも見てみる。
この車は、最近の車のような・・・IT、電子制御でがんじがらめじゃなく・・・、
90年代最後の車だから、
アナログ最後の時代のものだ。
アクセルケーブルからスロットル弁のところの金具も見える。
(黄色矢印)
この機械式ケーブルスロットル、これはとても良い。
(最近はスロットルが電子制御式、いわゆるDBW ドライヴ・バイ・ワイヤーでダイレクト感に欠ける。ワイヤーとは電線のことで、航空機のフライ・バイ・ワイヤーという制御方法から来た名称らしい。)
こういうのが、ささいなことかもしれないけれど、
自分の手でスロットル弁を動かしてエンジンを吹かしながら調子を見ることもできる・・・なんてのが、
とても楽しいものなのだ。
結論: これからは、新車よりも、90年代までの車を乗っていきたいと思う。
ただし、60年代以前となると、かなりレストアに費用が掛かるだろうから、
せいぜい70年代後半から2000年代の始めまでとしようとは考えているが。
つまり、電子制御とか電気とかハイブリッドではなく、自然吸気の内燃機関エンジンですね。
例えば、テレビ番組の「名車再生(英国ではWheeler Dealer)」や、「カーSOS」や、「クラシックカーコレクション(米国ではChasing Classic Cars)」の世界ですね。
仕入れたばかりのこの車は、Accord wagon 2.3 VTL サンルーフ付、GF-CF6 1999年製。
色は、モントレーブルー・パール、HONDA SOHC-VTECという、ホンダ・エンジンの一番気持ち良かった頃のもの。この後のDOHC-VTECやi-VTECよりも、僕は好きです。
おそらく、これは長く乗るだろうという予感のある車です。
(僕の21年間も直しながら乗っている自転車、ビアンキ・ボードウォークみたいに。)
・・・そう言えば、ビアンキも紺色だ・・・・・不思議な縁だなあ。
それでは、今夜はこの辺で。






